梅雨明け直後の星活での小さなコロンブスの卵的発見

今週水曜日(7月8日)に中国地方の梅雨明けの発表があり、二夜連続で星活をしました。金星とレグルスが接近する一昨夜(9日)は、双眼望遠鏡での眼視・撮影とM27の撮影を、昨夜(10日)はM57とM13の撮影を行いました。(月草亭)

あれい星雲(M27) リング星雲(M57) ヘルクレス座球状星団(M13)

撮影データ
ε-160ED(エクステンダー使用・800mmF5)、AM5、ASI 585MC Air、ASIAIR(Gain252、ディザあり)、Siril・Affinity・Apple写真(ブラックポイント) (M27)2026.7.9 21:30〜24:46120秒×90・総露出180分、HEUIBⅡ (M57・M13)2026.7.10 21:15〜24:37、60秒×90(総露出90分)UV/IRカット

撮影はほぼ半月ぶりで、季節も一気に動きました。梅雨明けとともに訪れた猛暑のため夜になってもなかなか気温が下がらず、カメラの冷却機能にも負担がかかっておりました。9日の撮影では、いつもの冷却温度-10℃の設定に対しフルパワーでも-7℃前後までしか冷えず、カメラが熱くなっていたので、10日の撮影では、余裕を持たせて冷却温度を無理のない-5℃に設定したところ、きちんとその温度まで冷え、カメラが熱くなることもありませんでした。

9日の撮影では、冷却温度がいつもと違っていたため、フラットフレーム撮影後にダークフレームとバイアスフレーム(フラット用ダーク)の撮影をやりました。フラットフレーム撮影用を兼ねている自作フードをいったん取り外し望遠鏡にキャップをしたのですが、フードの着脱は意外と面倒な作業です。何とかならないものかと思案し思いついたのが、フィルターホルダーのフィルターを取り外し、そこにステップダウンリング(48→46mm)とOMレンズのキャップを取り付けることでした。ありがたいことに、ステップダウンリングもレンズキャップも薄くてフィルターホルダー本体と干渉することもなく、10日の撮影では、フードを取り外すことなく無事にダークフレームとバイアスフレームを撮影することができました。ささやかで嬉しい、小さなコロンブスの卵的発見でした。

ダーク・バイアス撮影用アイテム

7月9日の観望・撮影機材


金星とレグルスの接近の眼視では、さじアストロパークの七夕・星まつりに持って行ったサイトロンの SJ-M 経緯台と APM 70mm SemiApo 双眼望遠鏡を使いました。金星の照準には、ファインダー代わりにiPhoneアプリの PS Aline Pro を使っています。星雲・星団、銀河などの導入にも対応していて、スマホを手に持って8の字を描くようにぐるぐると何度も回してコンパスの誤差をある程度補正してやれば、わりと便利に使えます。

撮影では、OM-1 markⅡのナイトビューと星空オートAFの恩恵に浸っていました。トウィンクル・スター、スターエンハンサーを使って雰囲気を出してみました。

金星とレグルスの接近

撮影データ
 撮影日時 2026.7.9 20:16  撮影地 自宅(八頭町郡家)
 レンズ M.ZUIKO 12-45mm F4(25mm、トウィンクル・スター、スターエンハンサー使用
 カメラ MO-1 markⅡ(三脚固定)  露出 ISO1600・f4.5・4秒

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