投稿

8月, 2023の投稿を表示しています

「星取県フォーラム2023」に参加

イメージ
  8月26日(土)、倉吉未来中心でおこなわれた「星取県フォーラム2023」に参加しました。会場では、石谷会長、多賀さんがおられ、小川さんはブーススタッフとして参加されていました(お疲れさまです)。  フォーラムはまず、宇宙タレントの黒田有彩さんの講演「私が宇宙を目指す理由」がありました。前半は最近の宇宙の話題でスタートし、後半から本題の内容となりました。宇宙飛行士の山崎直子さんの言葉で宇宙飛行士を目指すことを心に決めたこと、そして、今回行われた宇宙飛行士選抜にチャレンジしたことなどを話されました。実体験はやはり迫力が違い、心の中にダイレクトに飛び込んで来るような貴重な体験となり、おじさんながら、ちょっと感動。これからの活躍を応援したいと思います。  そして第2部は、鳥取県三朝町出身のサイエンス・コミュニケーターである本田隆行さんと黒田有彩さんとのトークイベントが行われました。会場にいる人もスマホで参加できるアプリも使い、「宇宙と言えば?」とか「宇宙を身近に感じたことは?」など会場からの回答を受けながらのトークイベントで、なかなか興味深い内容でした。特に約4割の人が「宇宙を身近に感じたことがない」と回答され、このイベントに参加するような宇宙への興味・関心を持つ人でさえ、4割は宇宙を身近に感じたことがないということにちょっとビックリしました。まだまだ活動の余地は大きいようですね。  ただ残念ながら、参加者が100人ちょっとと少なく、とても良いイベントだったので、もっとたくさんの方(特に子どもや若い人)に参加してほしかったなぁと思いました。コロナ制限もなくなったので、これから本格的に星取県を盛り上げるべく、協力していきたいですね。(Ori) ブース・スタッフとして協力されている小川さん

8/30のC/2023 P1(Nishimura)

イメージ
 8/30のC/2023 P1(Nishimura)を撮ってみました。この日は雲が多く厚い雲の合間に何とか撮れましたが薄い雲がかかっています。彗星は随分明るくなってきて、尾も右側に薄いけれども長い尾が出ています。だんだん高度が下がってきて薄明との関係で見える時間が短くなってきました。(前田 式部)    データー   撮影日時 8/30 04:12 露出20秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF RC0.72 f=360mm   赤道儀 ビクセン GP2   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理あり

8/27のTCP J17274332-1612188

イメージ
 UT8/24.6093(JST8/24 23:37)ごろCBATに発見報告された TCP J17274332-1612188 mag14.0 C Oph (AT 2023qql  Z hang)を8/27撮ってみました。我が家からは建物や電線、街灯などが障害となり高度が随分低くなってからの撮影で透明度も悪く、見えにくい写真です。  関連項目として ATel 16205 , 16206 , 16207 , 16208 , 16209 , 16210 , 16211 , 16125 , 16126 が報告されています。連星の片方がブラックホールで、それに関連したX線アウトバーストが起きているようで、合わせてガンマ線バーストGRB230824Aとしても観測されています。とても珍しい貴重な現象のようです。(前田 式部)   データー  撮影日時 8/27 22:11 露出15秒  望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm  赤道儀 アストロ光学 MEGA  カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200   ※画像処理とトリミング  

【報告】第7回はっとう星の観望会

 8月20日(日)旧八東小学校にて本田実さんを偲んで星の観望会が無事に開催されました。 参加者は約30人。今年は町内放送もしていただいたこともあり、例年より親子連れの方が増えました。  八頭町教育長さんの挨拶から始まり、本田さんの話の後は移動式プラネタリウム(多賀さん担当)を交代で鑑賞しました。その後はグランドで小川さんによる観望会予定でしたが、終始あいにくの曇り空。しかし小川さんが事前に準備して下さっていた画像をグランドで映し出し星座の話などを楽しんでいただきました。  地域の皆さんの思いが集まった会になりました。思いを寄せて下さった会員の皆さまありがとうございました。 本田實顕彰会 山脇 京

鳥取天文協会有志による「あたらよ写真展」を開催

イメージ
 8月21日(月)~27日(日)、鳥取市の北イオン近くの「コミュニティプラザ百花堂」で、当会有志6人+ほか1人で「あたらよ写真展」を開催しました。  「あたらよ」とは「可惜夜」と書いて、~明けてしまうのが惜しい夜~という意味です。 日暮れから夜明けまでに撮影した天体のみならず長時間露出の様々なジャンル計26作品を展示しました。  開催中はご多忙にも関わらず多くの当会会員さんに来館いただきありがとうございました。(八木谷 祐一)

アルビレオの説明用に作りました

イメージ
 全天で最も美しい二重星のアルビレオ観測所(銀河鉄道)は天の川の流れの速さを測っていたのですね。  賢治がたとえたサファイアとトパーズを使って,透明な白鳥座の觜に接着しました。  デネブや北アメリカ星雲,ペリカン星雲はカラールミノーバ(販売中止品)で作成し,紫外線LEDの光を当てて光らせます。  観望会で,夏の星座とともに使う予定です。(足利 裕人)

水瓶座のNGC7293(ナニクソ)らせん星雲を撮りました

イメージ
 8月12日は明け方まできれいな空になりそうでしたので,広留野の観望会の後,小倉へ移動して草取り,蜘蛛の巣取りを行い,ほったらかしのRASA8を動かしました。  久しぶりのガイド状態が安定してなくて(いい加減な使い方でした),3分×16枚の画像です。 高度が低く,薄雲があり透明度はあまりよくない空でした。(足利 裕人)  データ 2023/8/13 180秒×16枚 Bin1 ダーク,フラット      RASA8,ASI294MC,IDAS NB1 Di,EQ6R,ASIair Plusで制御      ガイドカメラASI120MM

8/27の103P、8/28のC/2023 P1(Nishimura)

イメージ
 ①8/27の103P、②8/28のC/2023 P1(Nishimura)を撮ってみました。C/2023 P1(Nishimura)は朝方の低空で薄雲を透しての撮影です。右側に薄く長い尾が出ていますが写りが悪い。薄雲の影響か、もともと薄いのか、それに加えて自分の写真技術が全く未熟なのもあるな。  C/2023 P1(Nishimura)の右側少し離れて尾の下側に薄く29P彗星も写っています。(前田 式部) ① 103P 撮影日時 8/27 23:34 露出45秒 ② C/2023 P1(Nishimura) 撮影日時 8/28 04:13 露出50秒    共通データー   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理とトリミング 

8/26のC/2023 P1(Nishimura)

イメージ
 8/26のC/2023 P1(Nishimura)を撮ってみました。右側に長く薄い尾が出ています。撮影直前まで雲で隠れていたのですが薄明の始まっている中に何とか姿を見せてくれました。最近望遠鏡三脚の締め付け分部が弱くなっていて、撮影中に北極側の脚が時間の経過とともに少しづつ縮み星が流れてしまった・・・残念。(前田 式部)    データー   撮影日時 8/26 04:15 露出35秒   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理あり

2023.8.22 夏休みポニーキャンプ天体観察会

イメージ
8月22日、ハーモニーカレッジ・空山ポニー牧場が主催する天体観察会に、鳥取天文協会より4名(門脇さん・八木谷さん・三浅さん・石谷)がボランティアとして参加し、イベントを運営する大学生スタッフのサポートをしました。 今年の8月22日は伝統的七夕(旧暦の7月7日)の日にあたっていました。昨夜はそんな偶然が重なる特別な日でしたが、午後から雷雲に覆われ、ぎりぎりまで雷鳴や降雨にやきもきさせられました。 ところが何と! キャンプのパーティの到着を待っていたかのように奇跡的に雲が消え、絶好のコンディションとなりました。 キャンプ一行の到着とともに晴れあがる中山展望駐車場 雨上がりのきれいな虹でしたが、天気にやきもきさせられました 門脇さんと八木谷さんは、10㎝屈折望遠鏡による眼視観望を担当し、月、土星、アンタレス、アルビレオ、M8、M13、そして肉眼視によるカシオペヤ座からさそり座までの各星座と天の川、北極星、北斗七星、南斗六星を見てもらいました。 10㎝屈折望遠鏡による迫力満点の眼視観望 三浅さんは、主に双眼鏡による眼視を担当し、各々好きな星を見てもらいました。子供達は特に、天の川方面の星々を見て、星の数の多さに驚いていました。その合間に、夏の大三角、天の川、いて座、さそり座、北極星星座の見つけ方を説明しました。天の川の写真も撮っていたので見てもらいました。  双眼鏡観望の合間に撮影した天の川  空気が澄んでいて肉眼でもよく見えました 石谷は、小型望遠鏡とASIAIRによる電子観望を担当し、27インチ外部モニターに映し出される干潟星雲&三裂星雲、北アメリカ星雲&ペリカン星雲、アンドロメダ銀河を見てもらうのと併行して、LiveStackを行いました。 電子観望の様子  ASIairで望遠鏡を制御し27インチ外部モニターに出力 電子観望中にLiveStackした星雲・銀河 全員で記念写真 ビール瓶のケースはポニーに乗るときに 使うもの 望遠鏡をのぞくときの 踏み台として 使いました キャンプに参加した子供達に楽しんでもらえて本当に良かったです。私たち助っ人も存分に楽しませてもらいました。このイベントをきっかけに一人でも多くの子が宇宙を好きになってくれたら嬉しいです。 イベントを企画された大学生ボランティアの皆さん、本当にすばらしかったです。大変だったと思いますが、とてもいい経験を

8/20のC/2023 P1(Nishimura)

イメージ
 8/20のC/2023 P1(Nishimura)を撮ってみました。発見されてからこの日まで、大災害をもたらした台風7号もあったりして天候が悪く、やっとこの日に晴れがきました。しかし朝方の低空でもあり透明度はあまりよくありません。彗星の右上に青く見えているのはNGC2392(エスキモー星雲)です。(前田 式部)    データー   撮影日時 8/20 03:55 露出25秒   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理あり

2023.8.19夏ポニーEキャンプ予行演習_2

イメージ
8月22日(火)に実施予定の夏休みポニーキャンプの天体観測会では、小型望遠鏡による星雲・銀河の電子観望を予定しています。昨夜、時折襲来する雲に気をもみながら自宅にて予行演習をしました。使用機材は以下のとおりです。  鏡 筒  ウィリアムオプティクス RedCat 51(250mm F4.9、IDAS NGS1)  赤道儀  ZWO AM5  カメラ  ZWO ASI 294MC Pro(メイン)、ZWO ASI 120MM-mini(ガイド)       ZWO ASIAIR Pro  その他  EIZO FlexScan 27.0インチ ディスプレイモニター       極軸アライメント用に Polar Scope Aline Pro、Olympus OM-D E-M10 Ⅱ ZWO ASIAIR Pro にも極軸アライメント機能が標準で装備されていますが、ASIAIRアプリ起動前に極軸アライメントとピント合わせを済ませておきたくて、以前ブログで紹介したiOSアプリとデジカメで極軸アライメントを行いました。外部モニターへの出力はWi-Fiによるミラーリングも試みましたが、接続が不安定で不鮮明になるので断念しました。 撮影用  ZWO ASI 294MC Pro と極軸アライメント用  Olympus OM-D E-M10 Ⅱ いずれもキャノンEFマウント仕様でフランジバックが同じ 鏡筒に搭載したX-Y微動雲台(SLIK製)とスマホホルダー 赤道儀の上下・水平ノブの操作により北極星を液晶モニター中央に導入しピント合わせ Polar Scope Aline Pro  による極軸アライメント(後述) 撮影用・ガイド用カメラに付け替えて、フラット撮影(スカイフラット) HDMI接続でモニター出力(Wi-Fiより安定していて数段きれい!) ASIAIR による LiveStack 中のペリカン星雲 iOSアプリ・Polar Scope Aline Pro による極軸アライメントについて 1. 2. 3. 1.Polar Scope Aline Pro の起動画面から、Choose LASER / Hop Aline Starをタップし、 2.α UNI (Polaris V:2.0 a/z:35°,359°) をタップすると、 3.Polaris(北極星)の+が表示される。

8/11のSN 2023ixf

イメージ
  AAVSO でSN 2023ixfのライトカーブを見ると7月終わりころまではゆっくりと減光していたものが、8月に入ったころから減光スピードが早くなっているようなので8/11の夜 SN 2023ixfを撮ってみました。超新星の色も赤みがかってきています。(前田 式部) 撮影日時 8/11 21:23 露出60秒 (参考)撮影日時 5/31 20:57 露出60秒  共通データ   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理とトリミング

8/4の① C/2023 E1、② 12P

イメージ
8/4の① C/2023 E1、② 12Pを撮ってみました。(前田 式部)        ① C/2023 E1          撮影日時 8/4 21:34 露出60秒          地球最接近が近くなり、少し大きく明るくなっている感じ。        ② 12P                ②-2  12P(拡大)        撮影日時 8/4 22:02 露出60秒  コマが薄く広がってきていて、②-2は大きくトリミングして拡大してみたがこの望遠鏡では形がよくわからない。核は何となく見えるような気がする。    共通データー   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理あり

8/4のTCP J16420534+8156125

イメージ
 UT8/01.0103(JST 8/1 09:14)ごろカ・ダール天文台のStanislav KorotkiyらがCBATに発見報告した TCP J16420534+8156125 mag12.9 U UMiを8/4撮ってみました。矮新星の可能性が高いとのことです。(前田 式部)    データー   撮影日時 8/4 21:16 露出35秒   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※画像処理とトリミング

銀河鉄道825(やずごう)

イメージ
若桜鉄道・因幡船岡駅に停車中の若鉄と天の川を撮りました。 スターエンハンサーに加えて、角型ハーフNDフィルターで地上風景と星空の輝度差を調整しています(±4EV)。純正のフィルターホルダーだと周辺がケラれるので、一脚に載せたスマホホルダーにフィルターをはさんでレンズの前に隙間ができないように密着させました。(月草亭) データ  日 時  2023.8.5 21:30  場 所  若桜鉄道・因幡船岡駅付近  カメラ  ニコン D810A  レンズ  トキナー AT-X 17-35 F4 PRO FX(24mm域)       SIGHTRON スターエンハンサー        Cokin NUANCES EXTREME GND16(角型ハーフND) ( ←詳細はこちらから )  露 出  ISO 6400・f5・10.0s、Photoshop 2023にて画像処理

月がある東京の景色

イメージ
 東京の風景と月を撮ったものを貯めていましたので、アップさせていただきます。  エスカレーターから上がったときにビルの隙間から月が見えたのも、なかなかないアングルだなと思います。(安部 好史) ソラマチからの月  真下からのスカイツリー 渋谷から見た月 夕方のスカイツリーと月 エスカレーターからの月

2023.8.4 夏ポニーEキャンプ予行演習

イメージ
昨夜、ハーモニィカレッジ・空山ポニー牧場が主催する「夏休みポニーキャンプ」の一環として、8月22日(火)に鳥取天文協会の協力により実施予定の天体観測会の予行演習を、八頭町の中山展望駐車場で行いました。 持参した機材は、タカハシCB-60Q屈折鏡筒、ペンタックスXW20アイピース、笠井トレーディングAZ-Palm経緯台です。 徐々に暗くなり、たくさんの星々が見えるようになると学生達は大喜び。夏の大三角や北斗七星・北極星を認めては感動し、薄雲の中に浮かび上がる天の川を雲と間違えては驚嘆し、望遠鏡による眼視では、視野サークル内の輝星の周囲に散らばる数多の星に興奮し、ミザールやアルビレオの二重星の美しさに心奪われ、21時頃に出現した土星に叫ぶ、といった感じで大いに盛り上がりました。 天体観測会当日は、大学生スタッフの皆さんがキャンプに参加する子供達を相手に、夏の星座についての事前学習の指導や肉眼での星空解説に挑戦しますが、そのサポートを鳥取天文協会が行います。後半の天体望遠鏡による観望では、望遠鏡の覗き方の指導や事故防止の手伝いをしてくれます。 天体観測会の概要は以下のとおりです。  日 時  8月22日(火)20:00〜21:00  場 所  中山展望駐車場(八頭町)  対 象  小・中学生約25名、大学生スタッフ約5名  内 容  肉眼での星空解説(大学生スタッフ)&望遠鏡・双眼鏡による観望(大学生スタッフ&天文協会サポート)  雨天時の対応  天文グッズ制作等屋内プログラムを実施(天文協会のサポートなし) 夏休みポニーキャンプの概要は、こちらから確認できます →  Eキャンプ 天体観測会当日がいい天気でありますように…。 (月草亭)