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5月, 2024の投稿を表示しています

5/17夕方、しし座σ星の恒星食

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 5/17夕方、20:37過ぎにあったしし座σ星の恒星食を撮ってみました。先日ミザールAR-1赤道儀を使った時少し異常を感じ、確認がてら同赤道儀とビクセン80Mの組み合わせで観測を始めたのですが、やはり追尾がうまくいかない。コントローラーが壊れたのかと、予備のコントローラーにしてみたがやはりダメ。いろいろ確認した結果、自作取付していたビクセンMT-1モータがうまく追尾していない事が判明。食5分前になってから三脚ごとビクセンGP2赤道儀に取り換えて組み立てや極軸合わせを行う羽目に、通りがかりの見物客も1人いてそれに対応しながら大慌て。カメラのピントもうまく合わせる間もなくやっと2~3枚シャッターを、隠れる瞬間はカメラの画面でお客さんと眼視観測。(前田 式部)    データー   撮影日時 5/17 20:37:24 露出0.6秒   望遠鏡 ビクセン 80M(アクロマート) f=910mm   赤道儀 ビクセン GP2   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    画像:トリミング

画像の解像度の変更について

  鳥取天文協会 会員の皆様へ 画像をメールに添付したりブログに挿入したりする場合等に、解像度を変更し画像のサイズを小さくする必要がある場合があります。解像度を変更することのメリットとして、  ・メールに添付しやすくなる  ・クラウド上のドライブ容量を節約でき   ・画像の二次利用を未然に防ぐことができる 等が挙げられます。 ここでは、代表的な画像編集アプリで解像度を変更する方法について説明します。   画像の解像度について ぜひご活用ください。 (月草亭) (鳥取天文協会事務局)

SeeStarS50で追いかけた12P/Pons-Brooksの約1か月

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 今夜会長さんや織部さんに逢いました。 織部さんに是非とも、とお願いされたので、皆さんにもお見せしたいと思います。 撮影期間 3/13~4/13(画像左下に撮影時刻の表示があります) 撮影場所 江府町大字大河原 旧江尾小学校米原分校裏の農道の舗装の上 ベストショットはバースト後に晴れた4/5です。

M27亜鈴状星雲

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                                   投稿者:ASHI58  夏の定番、大きくて美しいこぎつね座のM27を撮影しました。  周囲の淡いハロがPixInsightの処理で出ていたのですが、SteraImageでこれを表現しようとすると、デジタル現像のガンマ値が大きくなり、画素の粒子が荒くなります。  淡い部分の表現には、撮影時間を延ばすのが一番ですが、まだ高度が低く夜明けが早い夏の星座の撮影は時間が稼げません。  下がガンマ値をあげた画像です。星雲のコントラストは低下します。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2024年5月15日2:37 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R ASI-PLUSガイド撮影 3分×21枚、ダーク PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,STX,CS,Steraimage

5/13夜の① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS、② C/2021 S3 PANSTARRS、③ T CrB(かんむり座T星)

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 5/13の夜① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS、② C/2021 S3 PANSTARRS、③ T CrB(かんむり座T星)を撮ってみました。(前田 式部) ① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS   撮影日時 5/13 22:42 露出90秒  撮るたびに少しづつ明るくなり、尾も伸びてきているように感じます。楽しみです。 ② C/2021 S3 PANSTARRS   撮影日時 5/14 01:13 露出75秒  小さな望遠鏡の1枚撮りで尾は確認できません。 ③ T CrB(かんむり座T星)   撮影日時 5/13 23:54 露出40秒  明るさは目で見た感じ10等ぐらいで平時と変わらないように見えますが、AAVSOの観測結果を見ると微妙に変化をしていて爆発が近いような変な緊張感を覚えます。  共通データー   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    画像:トリミング

5/13夜のAT2024iss

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 UT 5/12 21:36 (JST 5/13 06:36 )ごろTNSに発見報告のあったAT 2024iss 12 59 06.144 +28 48 42.45 mag14.58 GOTO_bot を5/13夜撮ってみました。かみのけ座銀河団の中に発見された超新星候補天体です。少し青い色をしているように見えます。この位置に銀河もあるのですが暗く、小さな望遠鏡なので確認出来ません。(前田 式部)    データー   撮影日時 5/13 23:26 露出40秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    画像:トリミング
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 夏になった感のある星雲たち 5月4日の深夜に眠気と戦いつつ撮影しました 宇田川 晃 撮影地 エバーランド奥大山 テニスコート跡 5月4~5日   M8 干潟星雲 5min=20sec×15stack M16 わし星雲 11min=20sec×33stack M20 三裂星雲 16min=20sec×48stack M17 オメガ星雲 6min=20sec×18stack M24 スタークラウド 9min=20sec×27stack
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 初投稿です。 ZWO SeeStarS50で撮影した画像です。やっとお仲間に入れそうです。 宇田川 晃 撮影地 江府町の誇る「エバーランド奥大山」テニスコート跡 撮影日時 5月3日 NGC4038 触角銀河 7min=20sec×21stack NGC4567 蝶銀河 7min=20sec×21stack

IC1396と象の鼻

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 5月の新月期も終わり遠征は1回のみでした。 画像処理を忘れないように過去の写真を再処理しました。 IC1396と象の鼻です。 CMOSカメラを導入して間もない頃だったと記憶しています。 なぜか細かなデータが不明ですがお容赦下さい。        田中 孝一 <IC1396と象の鼻> 300ss gein100 EQ6R-P ASI2600MC-P FRA400 Pixinsight PSCC SI9 FAP

M13・M16・M17・M20

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月明りを気にしながら、二夜にわたって夏の星団・星雲を撮影しました。いずれもZWO ASIAIRのPLANモードでのオートガイド撮影です。今回もサイトロンのComet BPフィルターを使いました。街中での撮影ですが、なかなかいい感じで光害をカットしてくれます。M20の撮影では、εエクステンダー160EDを使い焦点距離が伸びたせいか、星がぼてっとした感じになりました。 画像処理はいつもどおり、前処理がStella Image 9、仕上げはPhotoshop 2024です。撮影中はおおむね良い天気でしたが、雲の発生したタイミングの数コマを画像処理から除外しました。Photoshopでは、星を小さくするために、RC AstroのStarShrinkと「明るさの最小値」フィルターを使い分け、星の色の強調には星マスクを作り「自然な彩度」を適用しています。星雲の撮影ではいつもStar X Terminatorを使用しますが、M13では使用していません。(月草亭) (データ) 撮影日時 2024.5.13 22:05〜5.14 3:33 撮影地 自宅(八頭町郡家) 赤道儀 ZWO AM5 鏡筒 タカハシε-160ED(530mmF3.3) カメラ ZWO ASI 294MC pro(サイトロン Comet BPフィルター使用) M13(300秒✕18・総露出時間90分) M16(300秒✕12・総露出時間60分) M17(300秒✕18・総露出時間90分) (データ) 撮影日時 2024.5.15 1:06〜3:16 撮影地 自宅(八頭町郡家) 赤道儀 ZWO AM5 鏡筒 タカハシε-160ED(εエクステンダー160ED使用、800mmF5) カメラ ZWO ASI 294MC pro(サイトロン Comet BPフィルター使用) M20(300秒✕20・総露出時間100分)

三裂星雲M20

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                                   投稿者:ASHI58  夏の定番、いて座のM20三裂星雲です。  高度が低く、4時には明るくなるので、1日では撮影時間がなかなか稼げません。今回は54分分だけの画像になりました。  1.45μm四方のピクセルの小さなASI715MCとRASA8での撮影で、合成焦点距離は2,800mmくらいになります。この機材では星が肥大化するので、PixInsightで小さくしています。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2024年5月14日2:44 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R ASI-PLUSガイド撮影 3分×18枚、ダーク PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,STX,CS,Steraimage

アンテナ銀河と網状星雲

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いよいよ冬の星座に別れを告げ、春から夏の夜空になりつつありますね。5月9日から11日の未明にかけて、アンテナ銀河と網状星雲を撮影してみました。アンテナ銀河を撮るのは3年ぶりです。いずれも、ZWO ASIAIRのPLANモードでのオートガイド撮影です。入手して以来ずっと使わずに持っていたサイトロンのComet BPフィルターを初めて使ってみました。Stella Image 9(ダーク・フラット補正、コンポジット)とPhotoshop 2024(RC Astro プラグイン・フィルター他使用)による画像処理です。(月草亭) アンテナ銀河 (データ) 撮影日時 2024.5.9 21:10〜2024.3.10 0:11 撮影地 自宅(八頭町郡家) 赤道儀 ZWO AM5 鏡筒 タカハシε-160ED(εエクステンダー160ED使用、800mmF5) カメラ ZWO ASI 294MC pro(サイトロン Comet BPフィルター使用)、総露出時間180分(600秒×18枚) アンテナ銀河 網状星雲 (データ) 撮影日時 2024.5.11 0:12〜2024.3.11 2:11 撮影地 自宅(八頭町郡家) 赤道儀 ZWO AM5 鏡筒 ウィリアム・オプティクス RedCat 51(250mmF4.9) カメラ ZWO ASI 294MC pro(サイトロン Comet BPフィルター使用)、総露出時間120分(600秒×12枚) 網状星雲

5/9のC/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS

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 このところ天候が良くない日が続いていたが5/9夕方晴れたのでC/2023 A3 Tsuchinshan-ATLASを撮ってみました。明るくなってきて尾も発達してきているように見えます。今後どのような姿を見せるか期待が膨らみます。(前田 式部)    データー   撮影日時 5/9 21:09 露出60秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ビクセン GP2   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※ トリミング

NGC4244 Siver Needle Galaxy

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                                   投稿者:ASHI58  りょうけん座にある、真横を見せるNGC4244 Siver Needle Galaxyです。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2024年5月3日23:47 R200SS,extenderPH,ASI294MC-Pro,QuadBP,AdvancetVX 3分×22枚、ダーク PixInsight,gx,spcc,nxt,bxt,cs,SteraImage

さじアストロパークからのω星団

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5月3日、アストロパークの玄関前でω星団を撮影しました。ギリギリですがなんとか見えることがわかりました。望遠鏡に興味があるおじさんと喋ってたら南中を少し過ぎてしまい、星団の一部が山に隠れてしまったので、翌日(5/4)も撮影してみました。南の低空は白っぽくて5/3より条件は悪かったです。103㎜屈折を使いましたが前日より分離しませんでした。(八木谷祐一) データ 撮影日時:2024/05/04、22時27分42秒6、露出60秒 カメラ:EosRP(HKIR改造)1.6倍クロップ設定 感度:ISO=8000 鏡筒:ビクセンAX103s+0.77RD、f=635、F=6.1、 赤道儀:タカハシEM-11Temma2jr 5月4日のω星団
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5/3~5/4 岡山県に遠征に出掛けました。 本当はさじアストロパークに行きたかったのですが 3日まで仕事で出発が遅めになりそうで岡山県にしました。 当日は朝まで最高の星空シャワーを浴びました。 余談ですがステラショットをお使いの方に朗報です。 ZWOカメラ使用時、ステラショットは若干ブルーに傾きます。 2024/4/26に3.0fがアップデータが提供されました。 ・ZWO のカラーカメラ使用時のWB調整機能 その他機能追加・改善あり                 神戸市 田中孝一 <NGC3718とその周辺> 2024/5/3~4 600s×15 dark、bias、flat 107PHQ NOフィルター EQ6-R ZWO ASI2600MC-P 冷却 -10°C gain100  offset20 PixInsight  BXT  NXT ステラショット3で導入・ガイド 岡山県美作市

M104ソンブレロ銀河

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                                   投稿者:ASHI58  おとめ座のM104ソンブレロ銀河です。  この時期の定番の撮影対象ですね。  縮緬のようなノイズが見られるのですが、冷却タイプで無いので、気温が上がったせいなのか。  明るさを落としてノイズを目立たなくしています。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2024年5月3日21:21 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R ASI-PLUSガイド撮影 5分×19枚、ダーク PixInsight,GX,CC,BXT,NXT,STX,Steraimage

2024.5.3 コリメート撮影を楽しむ

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大型連休後半は好天続きで、皆様それぞれに星空を満喫されたされたことと思います。 星空の楽しみ方には様々ありますが、近頃私は望遠鏡の接眼レンズを覗いたときに得られる感動を忠実に再現できるコリメート撮影の価値を再認識しております。 5月3日(土)の夜は、12cm屈折望遠鏡とミラーレス一眼・スマホでコリメート撮影をやってみました。望遠鏡は、 鏡筒  タカハシ TSA120   アイピース  ペンタックスXW20mm・10mm   赤道儀  セレストロン CGEM   オートガイダー  MGEN-3 で、赤道儀のハンドコントローラーで制御しました。カメラは、フリップミラー直進方向に、ズイコー17mmF1.8レンズを装着したオリンパスE-M10(XW20mm)と、直角方向にカメラ性能の素晴らしいiPhone 15 Pro(XW10mm)です。Stella Image(LAW現像・コンポジット)とPhotoshop 2024、iOSの写真アプリで画像処理しています。 フリップミラー直進方向にE-M10、直角方向にiPhone iPhoneをアイピースに確実に取り付けるために、まず、iPhoneのメインカメラの光軸がアイピース取付部の穴の中央に来るように、iPhoneをスマホホルダーに取り付けます。スマホホルダーのアイピース取付部の内径は46.4mmなので、ぎりぎり収まるステップダウンリング46mm→43mmをあらかじめ取り付けておきます。そして、アイカップを取り外したアイピース(ネジ径43mm)をしっかりねじ込みます。これでiPhoneが脱落する心配は、ほぼありません。 iPhoneを確実にアイピースに取り付ける iPhoneのカメラアプリにはナイトモードがあり、以下の手順で設定できます。最長30秒までの撮影が可能です。また、画面の一部を長押しすることで、AEロックとAFロックができます。僅かな手ブレを防ぐために、iPhoneと連動したApple Watchのカメラアプリでレリーズしました。 iPhoneのカメラアプリのナイトモード設定とAE/AFロックの手順 iPhoneのメインカメラは、好みにより24mm・28mm・35mm(フルサイズ換算)を切り替えられます。正立左右逆像なので撮影後に左右反転させ、スクエアフォーマットにトリミングしています。アークトゥルスを撮影しました。

5/3の① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS、② 13P/Olbers

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 5/3の夕方、① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS、② 13P/Olbers を撮ってみました。この日は朝から良く晴れ透明度も良かったので、夕方低空にある13P/Olbersとほか3天体ほど撮りたく、近くの田んぼの中を走る農道脇に出かけました。撮り始めて縛らすると夜露が凄く、望遠鏡のほか何もかもがびっしょり、レンズも曇ってきました。夜露対策を準備していかなかったためレンズから露が滴り落ちるようになり撮影中止、自身の判断力の無さが悲しい。何とか写ったC/2023 A3と13Pです。(前田 式部) ① C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS  撮影日時 5/3 20:51 露出90秒 ② 13P/Olbers  撮影日時 5/3 20:31 露出75秒  共通データー   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ビクセン GP2   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※ 画像:トリミング

M82のスターバーストを強調

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                                  投稿者:ASHI58  3月に撮影したM82銀河のスターバーストを強調処理してみました。  PixInsightのColorSatulationで彩度を上げ、HDRMT4で細部を強調処理し、SteraImageでアンシャープマスクをかけてみました。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2024年3月10日20:18 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R ASI-PLUSガイド撮影 5分×17枚、ダーク PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,HDRMT,CS,Steraimage