投稿

PixInsightでGAMEマスクを使って星雲の精緻度を上げる 

イメージ
 投稿者:ASHI58  外部ユーティリティーのGAMEマスクをPixInsightに入れると、楕円形のマスクを簡単に作ることができます。このマスクの周辺とのぼかし方等、選択することができます。  ここではSeestar s30proで撮影した、小さなかに星雲M1を取り上げました。  addで生じた楕円を、星雲の中心に移動し、傾きや大きさを合わせます。  かに星雲部分を残して、背景をマスクします。  かに星雲の彩度をColor Saturationで上げます。  かに星雲の明るさをCurves Tranceformationで調整します。  HDRMTでかに星雲のフィラメントを強調します。  背景の明るさをCurves Tranceformationで調整します。  マスクをはずして、全体の明るさをCurves Tranceformationで調整します。  完成です。こんなに小さい全体像です。   AI Denoiseの画像はこちらです。  拡大画像の比較です。上はSeestar内部処理のAI Denoise。下はPixInsightのこのページの処理です。

イルカ星雲(Sh2-308)と撮影時のトラブル対策

イメージ
先週末と昨日(2月13日と17日)、二夜にわたってイルカ星雲を撮影しました。とても淡い天体でなおかつ高度が低く、子午線通過(21時過ぎ)をはさむ前後4時間程度しか撮影できないので、薄明終了後すぐに撮影を始めました。一晩だけの撮影データで試みた画像処理はどうやってもうまく行かず、快晴でしかも新月の好条件を逃すまいと昨夜は勇躍して撮影に挑みました。(月草亭) イルカ星雲(Sh2-308)とAffinityによる画像処理過程 撮影データ  撮影日時  2026.2.13 19:30 〜 23:53、2.27 19:15 〜 23:32   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  AM5   鏡筒  FRA400 (レデューサー使用・280mmF3.9)   カメラ  ASI 585MC Air (サイトロン Quad BPフィルター使用)   導入・ 撮影  ASIAIR(Gain252、300秒×48枚×2・総露出時間8時間、ディザあり)  画像処理  StellaImage 10、Affinity、Apple写真アプリ 撮影日が4日離れており、鏡筒は赤道儀から外しカメラも鏡筒から外していたので、フラット補正は別フレームを使っています。 StellaImage 10 のコンポジット方式(加算平均)のコスミカットを初めて使ってみました。σクリッピングより驚くほど高速です。天候に恵まれたので96枚の撮影画像全てコンポジットすることができました。どうやったら淡い星雲の細部を出せるか、星仲間の作例やAIのヒントなどをお手本にトライアンドエラーの繰り返しです。画像処理のメインはAffinityを使って行いますが、最終仕上げにマックの写真アプリのブリリアンスやブラックポイント、精細度調整などが結構便利でよく使っています。 ASIAIRのPlanモードは、今回のように二夜以上に及ぶ撮影の際に同じ条件(フレーミング・露出時間)で撮影したいときに便利です。フレーミングの他、天体の高度の変化や子午線反転のタイミングが視覚的に確認でき、同じ機材で2つ以上の天体を連続して撮影する場合などに威力を発揮します。 ASIAIRのPlanモードで撮影計画を立てる これまでに何度か、ケーブル類がピラー脚のネジなどに引っかかるトラブルがあったので、遅ればせながらケーブルを鏡筒上部と赤緯軸付近に緩めに...

2/17夜、①TCP J05191540-0204515 ②(162882) 2001 FD58

イメージ
 2/17夜、①TCP J05191540-0204515 ②(162882) 2001 FD58を撮ってみました。(前田式部) ① TCP J05191540-0204515 撮影日時 2/17 21:51 露出30秒 UT 2/13.4306 (JST 2/13 19:20 ごろ群馬県の小嶋正さんがCBATに発見報告したTCP J15191540-0204515 mag14.5 u Ori です。Pan STARRS DR1 Colorを見るとこの位置に少し赤い色をした暗い星があります。 1撮影日時 2/17 22:24 露出20秒 2撮影日時 2/17 22:29 露出20秒 3撮影日時 2/17 22:34 露出20秒 ②(162882) 2001 FD58  地球近傍小惑星 (162882) 2001 FD58 地球最接近 2/14 17LD 19.2Km/s 直径626m 2/17の予報光度14.6等です。 1撮影日時 2/17 22:24 露出20秒  2撮影日時 2/17 22:29 露出20秒  3撮影日時 2/17 22:34 露出20秒 10分間の移動です

かに座の惑星状星雲Sh2-290(Abell31)をSeestar s30proでベランダ撮影

イメージ
 投稿者:ASHI58  Sh2-290は大型の惑星状星雲ですが、とても淡く、30mmの口径のSeestar s30proでは無謀ですが、なんとか2時間ほどの明るいベランダ(前の公園の水銀灯に照らされています)で挑戦してみました。  SeeStarのAI Denoise (ライブスタックした画像をAI処理)では、ほとんど存在が分かりませんので、PixInsightで60s×133枚(2時間13分の露出)をコンポジットし、GAMEというマスクを駆使して、SXTによる星無し画像の星雲を炙り出し、元画像と合成しました。  2枚目がAI Denoiseによるものです。淡い星雲には効果が期待できません。 データ(1枚目) 2026/2/17 21:57~ 鳥取市面影パークタウン、ベランダ撮影 Seestar s30pro 60s×133枚

2/17夜、①C/2024 E1 Wierzchos ②29P/Schwassmann-Wachmann

イメージ
 2/17夜、①C/2024 E1 Wierzchos ②29P/Schwassmann-Wachmannを撮ってみました。(前田式部) ①C/2024 E1 Wierzchos 撮影日時 2/17 18:58 露出30秒  望遠鏡 ペンタックス 75EDHF RC0.72 f=360mm  赤道儀 ミザール AR-1  カメラ キャノン EOS kissX7i ISO3200  トリミング ②29P/Schwassmann-Wachmann 撮影日時 2/17 23:28 露出60秒  望遠鏡 カサイ 110ED 0.8レデューサー f=616mm  赤道儀 アストロ MEGA  カメラ キャノン EOS kissX7i ISO3200  トリミング

天空のダイヤモンドリング Abell33

イメージ
撮影日:2026/02/17      20h30m08s(露出98分) カメラ:ASI533mc pro フィルター:IDAS NB1 鏡筒:ビクセンAX103s+0.77RD、f=635㎜、F=6.2 赤道儀:タカハシEM-11  temma2jr オートガイド:PHD2  ロードスターX 撮影地:鳥取市 ジュノー

2/13夜、①3I/ATLAS ②29P/Schwassmann-Wachmann ③SN 2026acd

イメージ
 2/13夜、①3I/ATLAS ②29P/Schwassmann-Wachmann ③SN 2026acd を撮ってみました。この日はなぜか空が明るく、シーイングも悪く、寒さもあり、ピントも時間とともにずれるなど落ち着いて観測ができませんでした。 ①3I/ATLAS 撮影日時 2/13 19:58 露出120秒  ずいぶん暗くなり、この機材では限界。 ②29P/Schwassmann-Wachmann 撮影日時 2/13 21:15 露出50秒  2/9に大きなバーストがあったとの情報を見たので撮ってみました。すでにコマが広がってきていて、これからどんな姿を見せてくれるか興味のあるところです。  ③ SN 2026acd  撮影日時 2/13 22:34 露出50秒  1/14に18.876で発見されSN Iaタイプと確認された後、1月下旬には14等台まで明るくなっているとの情報を見て、早く撮ってみたかったのですが天候が悪く、今になってしまった。 共通データー  望遠鏡 カサイ 150㎜ 0.8レデューサー f=960mm  赤道儀 アストロ MEGA  カメラ キャノン EOS kissX7i ISO3200  フィルター LPS-P1+セミアポフィルター  トリミング