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単眼鏡2本で作る双眼鏡

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 投稿者:ASHI58  Alibabaで購入した安価な単眼鏡(おもちゃです)2本で、双眼鏡にしてみました。作った結果は、目幅だけ調整しても、2本の単眼鏡の光軸を揃えるのが難しい、となりました。  3Dプリンターで製作したPLAによるアダプターなので、ある程度力で光軸を曲げることはできますが、金属プレートで微調整ができるようにしないと、自作品では実用になるものにならないことが分かりました。松本龍朗氏(故人)の苦労や忠告が身に沁みます。  2本の光軸を平行にして、目の間隔に合わせて2本の鏡筒を、平行移動させないといけません。  つぎの写真は、ファインダー用の単眼鏡を2本組み合わせたものです。焦点は無限遠に固定で、大変よく見えます。十字線が入ってますが、これが光軸を合わせるのに役立ちます。  このファインダーは松本龍朗氏の奥様にいただきました。感謝いたします。

1/31 連星で移動する固有運動の大きな星

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 目が悪くなってからあまり見ることもなかったのですが、天候が悪い日が続き何もできないので久しぶりに写真星図を眺めてみました。1度角の画面を見ているのですが、すると多くの星が固有運動している中でひときわ目につく固有運動の大きな星がありました。いつもの① DSS Poss1 Red、② DSS Poss2/UKSTU Red 及び③ Pan STARRS DR1 Color 画像(15分角)を使って可視化してみました。 ① DSS Poss1 Red ② DSS Poss2/UKSTU Red ③ Pan STARRS DR1 Color  3個の明るい星のうち右側2つが連星で大きく動いています。いかにも連星です。調べた結果は① BD +24 2733 (Higt Proper Motion Star)、② BD +24 2733B と出てきました。面白いので皆さんの参考になるかと思いアップします。(前田 式部) ①BD +24 2733(Higt Proper Motion Star)  固有運動 792.552 -1116.405 → 総固有運動  1.369 秒/年  視差 61.2364 → 距離  53.2 光年  V等級 9.720 → 絶対等級 8.66 等  ②BD +24 2733B(Higt Proper Motion Star)  固有運動 793.442 -1118.911 → 総固有運動  1.372 秒/年  視差 61.2005 → 距離  53.3 光年  V等級 9.973 → 絶対等級 8.91 等 

イルカ(ミルクポット)星雲の細部を写す

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 投稿者:ASHI58  高度は低いですが、山陰の冬場の少ない撮影日に貴重な存在の大きな星雲の一つがSH2-308のミルクポットです。イルカの頭部にも似て、青く、大変美しい星雲です。淡いので、撮影時間を多くとる必要があります。  この日は黄砂がまだ残っていて、特に低い高度のこの星雲には不利でした。彩度も低いです。炙りに炙ってなんとかイルカの形の構造が見えました。    次の写真はカメラがASI294MC-PROと、画角がASI715MCの1/3になる構図の、2年前に撮影したものです。こちらはカラフルに撮れています。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2026年1月18日22:08 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R  ASI-PLUSガイド撮影 5分×25枚,ダーク,10.7℃ PixInsight,GX,SPCC,BXT,SXT,NXT

魔女の横顔星雲

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一昨日(1月18日)、エリダヌス座の魔女の横顔青雲(NGC 1909)を撮影しました。地球からの距離は800〜900光年、近くで輝いているオリオン座のリゲルが約860光年で、お互いが約40光年離れているということは、地球人が見ているIC1909は、840〜940年前のリゲルの光ということになるでしょうか。リゲルの圧倒的エネルギーと宇宙の壮大さに改めて驚かされます。(月草亭)  NGC 1909(魔女の横顔青雲) 撮影データ  撮影日時  2026.1.18 18:45 〜 1.19 01:04   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  AM5   レンズ  APO Sonnar-T* 2/135(f2.8)   カメラ  ASI 294MC Pro (IR/UVカット使用)   導入・ 撮影  ASIAIR(Gain120、180秒×116枚・総露出時間5時間48分、ディザあり)  画像処理  StellaImage 10、Affinity、180mm相当にトリミング ASIAIRのPLANモードで6時間(120枚)撮影しましたが、撮影途中でレンズヒーターのケーブルがピラー脚の突起部分に引っかかるアクシデントがあり、その影響によるガイドエラーと復旧操作による振動のために4枚がボツとなり、スタックできたのは116枚でした。後日さらに4時間程度撮影し、仕上がりを比較してみたいと思います。

1/17 ①24P/Schaumasse ②210P/Christensen ③29P/Schwassmann-Wachmann

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 1/17未明、①24P/Schaumasse ②210P/Christensen ③29P/Schwassmann-Wachmannの3彗星を撮ってみました。(前田 式部) ① 24P/Schaumasse  撮影日時 1/17 04:30 露出90秒 ② 210P/Christensen  撮影日時 1/17 04:57 露出90秒 ③ 29P/Schwassmann-Wachmann  撮影日時 1/17 05:27 露出94秒  共通データー   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200   トリミング 

1/14 ①SN 2025ahxd ②3I/ATLAS ③C/2022 QE78(ATLAS)

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 1/14夜、①SN 2025ahxd ②3I/ATLAS ③C/2022 QE78(ATLAS) の3天体を撮ってみました。(前田 式部) ① SN 2025ahxd  撮影日時 1/14 21:14 露出120秒  2025 12/22(UT)にうお座のUGC525に20.1472等で見つかった SN 2025ahxd (SN Ia)が明るくなっているとのことなので望遠鏡を向けてみました。目で見た感じ15等くらいか。 ② 3I/ATLAS   撮影日時 1/14 22:15 露出120秒 ③ C/2022 QE78(ATLAS)  撮影日時 1/14 23:06 露出100秒  共通データー   望遠鏡 カサイ シュワルツ150mm屈折 0.8レデューサー f=960mm   赤道儀 アストロ MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200   フィルター LPS-P1+セミアポフィルター   トリミング

APO Sonnar-T* 2/135用自作アングルチェンジャー

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 一昨日(1月11日)の投稿( → ChatGPTを活用して… )で、ツァイスのアポゾナー135mmF2とZWO ASI294MC Proの組み合わせによる天体写真撮影と画像処理の例を紹介しました。撮影した写真は縦構図です。このような場合、ドイツ式赤道儀に搭載するCMOSカメラのセンサーが横位置になるようにする必要があります。 いっかくじゅう座を撮影中のようすと作例 撮影ユニットは、レンズを鏡筒バンド、カメラを三脚アダプターで固定し、アルカスイスプレートで連結したものです。レンズの絞り値・フォーカス指標が視認しやすくなるように、カメラが90度回転した状態で固定されているため、この状態でセンサーは縦位置なっています。故に、今回の作例のように縦構図にするためには、ユニット全体を90度回転させた状態で搭載する必要があります(逆に、横構図の写真を撮りたい場合は、そのまま搭載すれば良いということになります)。 App Sonnar 135mm & ASI 294MC Pro 撮影ユニット 撮影ユニットのレンズとカメラは、ネジで固定されていて回転させることはできません。構図を変えるためには一旦金具から外す必要があり、使い勝手が悪くなります。そこでL字形状の金具を使用してアングルチェンジャーを自作し、撮影ユニットごと横倒しさせた状態で搭載できるようにしました。L字型金具は、壊れて使えなくなっていた低重心ガイドマウントのパーツを流用し、アルカスイスプレートとクランプを組み合わせて撮影ユニットを取り付けられるようにしたものです。 低重心ガイドマウントのパーツを流用したアングルチェンジャー 撮影ユニットをアングルチェンジャーに載せてガイド鏡とともにビクセンのマルチプレートに並列同架すると、撮影ユニットが中央に位置するので重量バランスがよくなります。ガイド鏡はタカハシの微動ステージ上に載せています。(月草亭) マルチプレートに並列同架した撮影ユニットとガイド鏡