投稿

中秋の名月の観望会用小道具とプレゼン

イメージ
  投稿者:ASHI58  9月末には中秋の名月のお祭りイベントや観望会が開催されます。観望会や雨天・曇天時でも効果的に使える小道具やプレゼンを作りました。  まずは月の2D平面です。背面から光を当てると、月の海やクレーターが明瞭に見えます。タジックアースのような準備は必要としません。    月見のときのお供えの団子と、それを載せる三方も作ってみました。ウサギと花瓶も作りました。当日はススキでも飾るといいかな。  うさぎと月の物語です。仏陀の教えに由来するものだそうです。  手塚治虫のMessage from 仏陀より   仏典には「ジャータカ」とよばれる、お釈迦様が過去世においてこんな姿で生まれこんな善行をしたという、様々な前世の物語があります。このエピソードの原典となっているのもその一つ「ササジャータカ」と言われる説話で、老人を救うために身を投げ出す兎は、仏陀の前世であるとされています。 また、この物語は(西遊記のモデルとして)有名な玄奘三蔵の「大唐西域記」を経て日本に伝わり、平安時代に「今昔物語」の一話となります。 猿(「ブッダ」では熊)、狐、兎は共に老人を助けようとしますが、老人は実は、三匹の信心を確かめに来た帝釈天でした。献身的な兎の行動に感動した帝釈天は、兎を讃え月にその姿を刻みます。と、つまり「月の兎」の由来話となっている訳ですね。 いずれにしても、この説話の意図する「慈悲の心」が、手塚治虫が「ブッダ」を通して描こうとした重要なテーマであるのは間違いないようで、壮大な物語の最初と最後にくり返し登場し、象徴的に語られています。   Instaに、SORAで制作した動画を作りました。 ・ 名月を取ってくれよと泣く子かな   Instagram   Instagram ・名月や 池をめぐりて 夜もすがら  Instagram

ニュースカイエクスプローラー SE102とスカイポータル WiFi Moduleのファーストライト

イメージ
5月に注文し、品薄のため、このほどやっと手元に届いた2つの商品のファーストライトのご報告です。(月草亭) ケンコー・ニュースカイエクスプローラーSE102 今年の夏の観望会用の望遠鏡として購入しました。コンパクトでリーズナブルなアクロマート屈折鏡筒の選択肢が他になく、ほぼ一択でした。口径102mm焦点距離500mm(F4.9)と、観望会用としては十分のスペックです。ファインダー、天頂ミラー、アイピース、アクセサリー搭載用クランプ等を取り付けた状態でも驚くほど軽量で、片手でヒョイと持てます。届いたのが8月6日だったので7月の観望会には間に合わず、お盆の観望会には持って行くも曇天のため出番がなく、昨夜(8月21日)のファーストライトとなったのでした。 ファーストライトでは、SE102をサイトロンSM-J経緯台に載せ、ファインダーのほかスマホのPS Aline Proを併用して月、金星、M51を導入し、セレストロンの8-24mmズームアイピースとiPhone 15 Proでコリメート撮影しました(写真に写っているのは付属品のPL25mm、搭載しているスマホは退役したiPhone Xs Max)。M51の直接導入は至難の業なので、ミザール経由で導入しました。M51は、眼視では何となくそこにいるのがわかる程度でしたが、写真にはしっかり写りました。PS Aline ProのDSO天体の導入がすこぶる快適です。 月の導入と撮影画像 金星の導入と撮影画像 PS Aline Proでミザールに照準してシンクロ後、M51を導入 M51 (20.83倍・実視界1.92度、ナイトモード5.0s) セレストロン・ スカイポータル WiFi Module 今年の2月以降、内蔵WiFiが不安定になり、しばらくの間ハンドコントローラーで動かしていた NexSrar Evolition自動導入経緯台ですが、星図がない不便さと 電源を入れるたびに日時を合わせ直さなければならない不便さに耐えかねて、一度手放したことがあるスカイポータル WiFi Moduleを再度購入することにしました。こちらは8月20に届きました。内蔵WiFiをオフにして外付けWiFiに頼るというスマートではない運用です。 ダイレクトモードでの接続を難なくクリアして、いざアクセスポイントモードの設定という段階でどうしてもうまくいかず、...

天の川銀河の説明用小道具とプレゼン

イメージ
 投稿者:ASHI58  星取県は県内どこからでも天の川の観察に適した土地です。天の川のガイドのとき、小道具を加えることで、興味や理解が深まります。特に子供たちへの影響が強いと感じました。  ここでは、最近準備したものを紹介します。  宮沢賢治の銀河鉄道の夜は、天の川を白鳥座の北十字から南十字に、ジョバンニとカムパネルラが鉄道に乗って縦断するコースをたどります。そこで、少しでも車掌になりきる小道具が、帽子と手袋と笛です。発車の警笛の合図で雰囲気が高まります。  また、雨天や曇天で観望会ができないとき、または観望会前のプレゼンには、天の川は何を見ているのか、天の川の中の地球の位置等を説明します。銀河鉄道の夜も加えたプレゼンで興味を引き、銀河、太陽系、地球の模型を、科学的に視覚的に用います。  天の川の星座を説明する小道具です。アクリルは文化センターで無料でレーザーによる切断ができます。立体模型は、一枚の星座の画像を、TRIPO-3Dで立体のSTLファイルにして、3Dプリンターで出力しました。  銀河鉄道の夜ではアルビレオの観測所(天の川の流れの速さを測っている)には、サファイアとトパーズの2つの宝石が上空に輝いています。これらはレジンで大きな宝石にしました。

220P/McNaught 88P/Howell 接近時の位置関係(200㎜カメラレンズ)

イメージ
「220Pと88Pの接近、200㎜での位置関係」  撮影日時:2026/08/19   02時02分03秒~露出160秒  カメラ:Eos6D(HKC)、IDAS LPS-D1  レンズ:EF200㎜、F2.8、ノートリミング  赤道儀:CEM26  撮影地:鳥取市内  撮影者:ジュノー

8/20夕方の①TCP J18251276-2225293 ②TCP J18030904+1218140

イメージ
 8/20の夕方、① TCP J18251276-2225293 ② TCP J18030904+1218140 の2天体を撮ってみました。この日は薄曇りの中に月齢7.4の低い月がいて、気温もあまり高くなく気持ちの良い、風情のある景色でした。(前田 式部) ① TCP J18251276-2225293  撮影日時 8/20 21:13 露出31秒  UT 08/19.1062 (JST 8/19 11:32)ごろの発見としてNMW-テキサス工科大学 Katie Barnhart 他6名の連名でCBATに報告のあった TCP J18251276-2225293 mag9.4 U Sgrです。すでに分光観測され古典新星と報告されています( ATel #17989 )。 ② TCP J18030904+1218140  撮影日時 8/20 20:08 露出60秒  UT 08/19.5199 (JST 8/19 21:28 )ごろの発見として三重県の中村祐二さんが国立天文台を通してCBATに報告した TCP J18030904+1218140 mag14.9 U Ophです。     共通データ   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOS KissX7i ISO3200   トリミング

220P/McNaught 88P/Howell 260P/McNaught

イメージ
① 220P/McNaught     撮影日時:2026/08/19    01時40分10秒〜露出42分   メトカーフコンポ(SI) ② 88P/Howell     撮影日時:2026/08/19    02時24分34秒〜露出10分 ③ 260P/McNaught   撮影日時:2026/08/19    03時02分55秒〜露出10分  共通データ   カメラ:ASI533mc pro+ケンコーastro type1   鏡筒:D=90㎜、F=4   赤道儀:EM11   ガイド:PHD2   撮影地:鳥取市内   撮影者:ジュノー

お盆期間中の星空教室2つ

イメージ
お盆期間中の8月14日と15日、別々の会場で星空教室を行いました。両日ともあいにくの曇天で、主として室内でのプレゼンとなりました。(月草亭) 8月14日 いなば西郷むらづくり協議会さん主催の「森のシンポジウム・星を見る会」に 会員の足利裕人さんと出かけ、 一昨年、昨年に続いて星空ガイドを行いました(参加者24名)。当初、8月12日の開催予定でしたが、台風15号の接近のため14日に延期しての開催でした。室内でのプレゼンの後、 午後8時半頃には晴れ上がったので、急きょ屋外に出て夜空を見上げました。その直後の北東方向にかなり明るい流星が出現し大歓声が上がりました。上から下 に ( 赤経の 西から東、 放射点方向に) 向かって流れたので 、ペルセ群ではないようです。目が暗さに慣れてくると天の川や夏の星座などがよく見えて、参加者の皆様に喜んでいただくことができました。 足利さんは 銀河鉄道の夜のストーリーと絡めた 天の川銀河や宇宙の大きさの紹介と、 SeeStar S30 Proによる 干潟星雲の ライブスタックの実演を されました。横浜市から帰省中の長男一家も参加し、孫たちも田舎の夜空に満足してくれたようです。 8月15日 NPO法人ハーモニーカレッジさん主催の「夏休みポニーキャンプ・星取県で天体観測!」( こちら )に 会員の三浅俊幸さんと出かけ、3年ぶりに星空ガイドを行いました(キャンプのスタッフを含む参加者36名)。この日は金星が東方最大離角。地球照の美しい細い月も近く、望遠鏡や双眼鏡での観望、ブルーシートに寝っ転がっての流星観望などを期待していただけに、観望会あるあるとはいえ少し残念ではありました。それでも、星や宇宙が大好きなキャンプ参加者の子供達が多く予備知識も豊富で、解説をしながらの会話のキャッチボールがとても楽しかったです。イベント終了後には曇天にもかかわらず屋外に出て、雲の隙間から垣間見える星空を見上げて楽しそうにしていたということです。企画されたボランティアスタッフの皆さんの運営も、機動力を発揮され本当にすばらしかったです。大変だったと思いますが、今後につながるとてもいい経験をされました。 以下は、プレゼン資料の一部です。小学校の理科の授業で習う星の動きや月の見え方のほか、太陽系や深宇宙天体の話をステラナビゲータの星図と月草亭が撮影した星景写真や天体写真を...