スマート望遠鏡によるオリオン大星雲の白飛びを、マスク処理で緩和する
投稿者:ASHI58 冬の定番、オリオン大星雲は、トラペジウム周辺が明るく、飽和しがちです。異なる露出で複数枚撮影して合成するHDR処理で、白飛びが避けられますが、スマート望遠鏡では露出時間が最低10秒なので、この露出時間ではトラペジウム周辺はすでに飽和しています。 次の画像はSeestar s30proによる各フレーム10秒間露出、総露出時間58分のAI Denoiseによるライブスタック画像です。白飛び部分が多いです。画像ツールを準備しなければ、これで完成です。 次の画像は各フレームをコンポジットしたPixInsightによるものです。飽和領域は同じです。 10秒を4枚コンポジットした画像ですが、すでに飽和しています。 HDR処理が無理なので、白飛び部分にマスクをかけて、その部分の明度を下げます。 1 Range Selection でプレビューを見ながら各スライダを調節して、適当な領域のマスク を作成します。 2 MaskメニューのSelect Maskを実行し、作成したマスクを選択し、Curves Tranceformasionで、マスク部分の明るさを下げます。 3 完成画像です。処理前の画像を右に並べます。飽和しすぎた画像なので、トラペジウム部分までは出せてませんが、白飛び部分が減っています。