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M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)を撮影しました。

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M16とM17に引き続き、M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲)の画像処理も完了しました。 星雲の色鮮やかさに心が癒されます。 画像上側がM20(三裂星雲)、下側がM8(干潟星雲)です。 M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲) < 撮影データ > 撮影日時:2025年4月30日 1時48分~3時26分(JST) 撮影地:鳥取市佐治町 鏡 筒:FSQ-85EDP 専用フラットナー1.01×併用 赤道儀:SXD2(ノータッチガイド) カメラ:EOS R(HKIR改造) 露光設定:90sec・ISO6400(ライトフレーム1コマあたり) 画像処理:StellaImage 9(コンポジット61枚、ダーク補正・フラット補正 等)      Photoshop(色調補正、レベル補正、コントラスト調整、ノイズ低減 等) 西田 智哉

M16(わし星雲)とM17(オメガ星雲)を撮影しました。

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ゴールデンウィークは絶好の晴天でしたので、天体望遠鏡とデジタルカメラを使用して天体写真撮影を行いました。 まずは、M16(わし星雲)とM17(オメガ星雲)を画像処理してみました。 今回はライトフレームのほかにフラットフレームとダークフレームも撮影しています。 M16の中心付近を拡大して見てみると、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で有名な「創造の柱」の構造もよく分かります。 画像上側がM16(わし星雲)、下側がM17(オメガ星雲)です。 M16(わし星雲)とM17(オメガ星雲) < 撮影データ > 撮影日時:2025年4月27日 2時03分~3時28分(JST) 撮影地:鳥取市佐治町 鏡 筒:FSQ-85EDP 専用フラットナー1.01×併用 赤道儀:SXD2(ノータッチガイド) カメラ:EOS R(HKIR改造) 露光設定:90sec・ISO6400(ライトフレーム1コマあたり) 画像処理:StellaImage 9(コンポジット54枚、ダーク補正・フラット補正 等)      Photoshop(色調補正、レベル補正、コントラスト調整、ノイズ低減 等) 西田 智哉

はくちょう座の銀河と星雲を撮影しました。

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昨夜は久しぶりに星が見えたので、シースターで星活をしました☺️ はくちょう座のところにある銀河と星雲 NGC6946 25分 NGC 7048 15分 NGC 6888 22分 NGC 7048は小さいですね😅💦 NGC 6888は松露に似てますね 久しぶりに食べたくなりました😋                            by  しゃおぽん

地球接近小惑星(424482)2008 DG5の動きを比較明合成

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 前田式部さん情報で私もほぼ同じ時間帯に撮影してました。 前田式部さんから追加で「実際は予報位置より時間にして30分ほど早い位置を動いている」情報を頂きました、ありがとうございました。(八木谷) 撮影日:2025/05/27 撮影時刻:画像に記載 鏡筒:ビクセンAX103s・×0.77RD カメラ:Eos6D(HKC改造)、ISO=6400,露出=25秒 ※トリミング 撮影地:鳥取市内

5/27の地球接近小惑星(424482)2008 DG5

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 地球接近小惑星(424482)2008 DG5 地球最接近06/05(UT) 距離9.1LD 6.2km/s ф≒420m を5/27撮ってみました。 この時の予報光度は14.1等。30分間の動きです。(前田式部) ① 撮影日時 5/27 21:20 露出20秒 ② 撮影日時 5/27 21:35 露出20秒 ③ 撮影日時 5/27 21:50 露出20秒  望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm  赤道儀 アストロ光学 MEGA  カメラ キャノン EOSkissX7i ISO3200   ※ トリミング

2025.5.27 ω星団

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新月の昨夜(5月27日)、鳥取県東部はよく晴れました。自宅近くの中山展望駐車場に出かけやっとの思いでケンタウル座のω星団を撮影しました。黄砂やPM2.5の影響でなかなか好条件に恵まれず、機材を車に積み込んでスタンバイすること約1ヶ月。ようやくチャンスが訪れました。135mm望遠レンズ装着の一眼レフカメラを搭載したNexStar Evolution経緯台とSeestar S30を並べ、タイムラプス動画用の写真撮影と電子観望・撮影をやりました。(月草亭) 画面左の写真がオレンジ色っぽいのは付近のナトリウム灯の影響 中山展望駐車場の標高はそんなに高くないですが、南東〜南西方向に開けていて冬にはカノープスも見ることができます。当地で ω星団は (というかω星団を狙うこと自体)初めてですが、高度が7度ほどありカノープス(2度程度)より長時間楽しめます。 2019.2.24に撮ったカノープス NexStar Evolution経緯台の初期設定では高度10°〜70°の天体が導入可能となっているので、水平線と天頂付近の天体を導入するには設定を変更する必要があります(設定変更はスマホアプリのSkyPortalで可能)。薄明が終わる頃に正中直前のω星団を導入し撮影開始。南西方向の山に没するまでの3時間ほどの日周運動を、30秒程度のタイムラプス動画で表現してみました。経緯台追尾なので星野が星団を中心に時計回りに視野回転しながら、徐々に高度を下げるにつれ山がせり上がってくる様子が面白いです。 撮影データ  撮影日時  2025.5.27 20:35〜23:31   撮影地  中山展望駐車場(八頭町池田)   マウント  NexStar Evolution( こちらもぜひご覧ください )    導入   SkyPortal  カメラ  Nikon D810A     レンズ  Carl Zeiss APO Sonnar T* 135mm F2 (ケンコー スターリーナイト使用)  露出   ISO1600・f2・15秒×323(高感度・長秒時ノイズリダクション適用、連続撮影モード)  画像処理  Lightroom(Raw現像)、QuickTime Player・iMovie(タイムラプス動画作成) Seestar S30のライブコンポジットでは、やらかしてしまいました。折角AI Denoi...

カメラレンズ+自動導入経緯台でM51子持ち銀河を狙う

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 予報では薄曇りでしたが快晴になりました! 急遽自宅前から銀河を狙いました。本当に自動導入は便利ですね。 直焦点だと30秒でも視野回転が無視できないレベルでしたので、キャノンの200mm+エクステンダーx2.0を使用しました。 Sequatorの簡単処理で、お手軽に予想以上に写っていて満足です。しばらくはこのスタイルでやってみます。  山﨑 2025.5.27 21:59~ 自宅前 EF200mm f2.8L USM  Extender2.0xⅢ + AZ GTi EOS RP f5.6,30s,ISO6400,n=63 Lightroom→Sequator Light63枚+Dark29枚スタック トリミング

りょうけん座のひまわり銀河

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 投稿者:ASHI58  りょうけん座のひまわり銀河M63です。  黄砂とPM2.5がひどく、低地での撮影では黄色がかっています。ここ小倉は標高120mなので、もっと高いところで撮る必要があります。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年5月19日22:59 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R 25.1℃,ASI-PLUSガイド撮影5分×17枚、ダーク PixInsight CC,SXT,CS,HDRMT63,StellaImage

おおぐま座の渦巻銀河M108

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 投稿者:ASHI58  おおぐま座の渦巻銀河M108です。月の出前に撮りましたが、黄砂やPM2.5で透明度が低い空でした。もうじき始まる梅雨の雨で、洗い流して欲しいものです。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年6月19日21:08 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R 20.8℃,ASI-PLUSガイド撮影5分×17枚、24.9℃、ダーク PixInsight SPCC,SXT,,HDRMT6,CS,NXT  

りょうけん座のNGC5033と黒目銀河M64をSeeStar s-30で

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 投稿者:ASHI58  りょうけん座の棒渦巻銀河NGC5033です。この銀河の核 は非常に明るく、周囲の円盤は比較的暗いのでSeeStar向きです。  黒眼銀河M64は、 中心核の手前の、宇宙塵によるはっきりとした暗黒帯が特徴です。10秒露出のライブスタックでは、5分程度の短時間でないと暗黒帯が周囲の光に埋もれてしまいます。まずは、ベランダで撮影して家の壁で中断した5分露出です。    次は小倉で撮影した71分間のライブスタックです。暗黒帯が消えてしまいました。露出設定で-100等に暗くして、10秒でライブスタックするのがいいのかも知れません。

5/19の 29P、(3) ジュノー

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 5/19に29P、(3) ジュノーを撮ってみました。この日も空の透明度が悪く、ヘッドランプの光に微細な白い粉が浮かび風に舞いながら降っていて、マスクはしたが気持ちが悪い。黄砂かと思い調べてみたが黄砂はきていないようなので、何なんだろう PM2.5?。最近、天候も悪く星を気持ちよく見た記憶がない。(前田 式部) ①  29P/Schwassmann-Wachman  撮影年月日 5/19 20:46 露出90秒  5/13にアウトバーストして6日経った姿です、コマが広がってきています。 ②  (3) Juno  撮影年月日 5/19 21:37 露出30秒  5/18に衝を迎えた小惑星ジュノーです。    共通データー   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※ トリミング

2025.5.20 はくちょう座・サドル付近の星野(ASIAIRのモザイク撮影機能)

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今日(5月20日)の未明、AISAIRのモザイク撮影機能を使ってはくちょう座・サドル付近の星野を撮影してみました。撮影した画像を見るとPM2.5の影響でやや霞んだフレームがありました。低空ながら日付の変わった頃に昇ってきた下弦の月あかりの影響もあり、コンディションはあまり良くありません。サポートは終了していますが、モザイク合成にはマイクロソフトのICE( → こちら )が秀逸です。(月草亭) 完成画像と撮影機材 (撮影カメラとガイドカメラを並列同架) 撮影データ  撮影日時  2025.5.20 2:02〜2:38   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  ZWO AM-5    レンズ  Carl Zeiss APO Sonnar T* 135mm F2 (ケンコー スターリーナイト使用)  カメラ  Nikon D810A     導入・ 撮影  ASIAIR(PLANモード、ISO1600・f2・45秒×10×4)  画像処理  StellaImage 10、Photoshop 2025、Image Composite Editor ASIAIRのPLANモードで撮影計画を立てる (各領域の重なりは20%に、 高度が一定レベル以上になるよう撮影開始時刻と撮影順を設定) Stella Imageでの画像処理 (自動処理モードで前処理とコンポジット、デジタル現像後TIFF保存) Photoshopでの画像処理 (モザイク合成の前のGXT適用による傾斜かぶり補正の効果) Image Composite Editorによるモザイク合成 (ほぼデフォルト設定どおりに4ステップ処理後JPEG保存) Photoshopで 調整中の レイヤー構成/Camera Raw Filterの等倍表示 Camera Raw Filterは画面上のパラメータの他、カラーノイズの軽減50・フリンジ軽減(紫の色相60/100・適応量2)

昇るさそり

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雲の切れ間からさそり座が見えました。夏の星座が徐々に見えやすくなっていますね✨ 早速Sequatorで処理してみました。固定撮影で高ISO、短時間露光ですがかなりきれいに仕上がったのではないかと。地平線際の雲が不自然なのは、眠たくて適当に領域指定したためです💦 松本さんの情報を参考にしてみました。これまでRawを直接Sequatorに突っ込んでいましたが、一度Lightroomで処理→TIFF書き出し→Sequatorのほうが仕上がりがよかったです。  2025.5.17 23:00~ 八頭町内 EF40mm f2.8 STM+ケンコープロソフトンクリア EOS RP f2.8,7s,ISO6400 固定撮影 Lightroom(レンズ補正他)→Sequator Light17枚,Dark97枚 風景固定スタック

月夜のBubble NebulaとNeedle Galaxy

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 投稿者:ASHI58  バブル星雲NGC7635は、カシオペヤ座にある散光星雲です。中心にある8.7等星の高温の大質量星ウォルフ・ライエ星からの恒星風によって、直径6光年の泡状の形が作られたため、バブル星雲と呼ばれます。ウィリアム・ハーシェルによって1787年に発見されました。  5月14日の月明りの下、日付が変わる頃からSeeStar s-30で撮影しました。    果たしてバブルの形状が写っているのかと拡大してみました。   かみのけ座の渦巻銀河 Needle GalaxyのNGC4565です。こちらもハーシェルが撮影した美しい銀河です。

5/14の29P P/Schwassmann-Wachman

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 29P P/Schwassmann-Wachman が5/13にバーストしたとの情報を見たので、5/14に撮ってみました。恒星状に近い姿です。(前田 式部) データー  撮影日時 5/14 20:52 露出60秒  望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm  赤道儀 アストロ光学 MEGA  カメラ キャノン EOSkissX7i ISO3200   ※ トリミング

M13の簡単処理

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 今回はM13の簡単処理の様子を紹介させていただきます。 松本 博久  画像処理前のコンポジット画像です。  α7Ⅲ改造 1050mmF7 ISO10000 露出30秒×258枚のRAW画像を16bitTIFFに現像し、コンポジットしました。  今回検証として、ステライメージの基準点による手間をかけた全加算合成の画像とSequatorを使った簡単コンポジットの画像で最終処理まで行い比較しましたが、ほとんど差がなかったので今回はSequatorの簡単コンポジットから紹介します。  星空画像に258枚の画像を指定します。ここで指定する画像は16bitTIFFの他にRAW画像、Jpeg画像などもOKです。  月面で簡単撮影する場合はJpegも使っています。基準画像は自動的にファイル中央の画像が指定されます。  ノイズ画像にダーク画像、ケラレ画像にフラット画像を指定し、出力のファイル名を記入します。  合成方法は高ダイナミックレンジをオンにして、熱いノイズを取り除くをオンにします。熱いノイズは人工衛星などの軌跡も含まれますので、すっきりと消えてとても便利です。  そして下の始めるをクリックすると高速で処理が始まります。今回258枚の位置合わせから加算平均コンポジットまで5分位で終了しました。  258枚の画像は撮影途中で再ピント合わせをして微妙に写野が回転したりノータッチガイドによるズレがかなりありましたが、自動で問題なく高速コンポジットしてくれてとても楽でした。  次にステライメージの処理に写ります。  コンポジットした元画像を開き、レベル補正でハイライト部をつめて白飛びさせて微光星を出します。  次に白飛びしたところが出るようにデジタル現像します。  エッジを適度に調整すると星がシャープになります。  次にシャープさを加えて周辺の微光星の輝きを増すためにマルチバンド・シャープを加えました。  今回は比較的弱めの設定で、半径1、強さ5.5で処理しました。  今まで紹介してきた月面の作例ではもう少し強めの処理をしていて、半径1.5 強さ10くらいの設定が多く、シーイングが悪い元画像の場合はさらに#2の所で半径2 強さ3位を追加して処理していました。  マルチバンド・シャープは万能に使えるので活用されると良いと思います。  そして最終画像です。今回はデジカメによる簡単ノータッ...

AZ GTi+ラプトル60で直焦点撮影

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自動導入経緯台 AZ GTiとTリングが届いたので、手持ちのラプトル60の鏡筒を載せて直焦点撮影してみました。画像処理も久しぶりです。視野回転はフォトショップでスタック時に自動整列で対応してます。 色々課題はありそうですが、自動導入できるだけでポラリエの組み合わせよりもかなり楽になりました。子どもに見せるのもらくちんです。EF200mm+AZ GTiで星雲なども撮れないかと挑戦しましたが、ほぼ満月の環境では収穫なしでした💦 しばらくEOS RP+AZ GTiで色々試してみます。(山﨑)  2025.5.12 21:49~ 自宅前 スコープテック ラプトル60(有効径60mm,焦点距離700mm)+ AZ GTi EOS RP 1/400s,ISO400,n=30 Photoshop+Lightroom 30枚スタック トリミング

Seestar S30によるフラワームーン(ビデオスタック比較)

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「フラワームーン」と呼ばれる5月の満月を、満月となる今日(5月13日)午前1時55分にSeestar S30で撮影しました。月の左にはアンタレスがいます。5月14日が再接近ですね。 (月草亭) 赤道儀モードで撮影中のSeestar S30と 撮って出しJPEG画像 写真撮影と併せてビデオ録画もしました。今回はきちんとRAWデータ(AVIフォーマット)で保存し( 前回の失敗はこちら )、AutoStakkertとASIVideoStackを使ってビデオスタックし、アプリの使い勝手やスタック画像の仕上がり具合を比較してみました。スタックに使用した動画は1分1秒です。(ファイルサイズ1.73GB) 最初、AutoStakkertで何も考えずデフォルト設定のままスタックしたところ、何度試みてもグレースケール画像ができてしまうのです。よくよく調べてみると、「Colour」設定で「Force bayer GRBG」を選択しないといけないようです( こちらを参考にしました )。処理にかかった時間は、ベイヤー配列以外はデフォルト設定のままで「Analyse」「Place AP grid」「Stack」と3ステップで30秒程度でした。速いです! 結果もいい感じだったのでそのまま保存しました(PNGフォーマット)。 スタックの設定 (左・AutoStakkert/右・ASIVideoStack) ASIVideoStackの方は、 ベイヤー配列 を同じく「GRBG」にする以外は一発スタックで35秒程度と、 AutoStakkertに比べ 若干時間がかかりました。結果はエッジの効き過ぎた画像だったので、シャープレベルやコントラストは最小値にして保存しました(JPGフォーマット)。 ASIVideoStackによるスタック結果 (左・パラメータデフォルト/右・パラメータ最小値) 保存した静止画(png/jpg)をPhotoshopで開いて並べてみると、下の写真のようになっていました。 Photoshopで開いたスタック画像 (左・AutoStakkert/右・ASIVideoStack) 最終仕上げはPhotoshopのCamera Raw Filterのみで行いました。やや硬調な AutoStakkertの方は控えめに、 軟調な ASIVideoStackの方は強めの処理をしています。ほ...