投稿

9月, 2026の投稿を表示しています

スマートフォンのレンズで星のスペクトルを撮る

イメージ
投稿者:ASHI58     星からの光(電磁波)は、星の成分や動き、惑星の存在などを知る唯一の手段(重力波を除く)です。特に、私たちが使える光は可視光領域なので、分光器が必要になります。  分光器は回折格子を使って、光をスペクトル(光の帯)に分けます。これには、透明なフィルムやガラスに一定の細かい間隔(格子定数)で傷をつけた透過型のものや、ガラスや金属、シリコン基板等の表面に一定の間隔で溝を付け、金属を蒸着した反射型のものが使われます。  私たちが入手しやすく、使いやすいものは透過型です。市販されているものには、一眼レフカメラのレンズに着けるガラス製の回折格子が、五藤テレスコープ社から、解析ソフトと共に「STARANALYSER100」として販売され、RSPECというスペクトル解析装置が付属しています。   ベガのスペクトル | 鳥取天文協会 Tottori Society of Astronomy    今回はAli-Expressで入手できる1,000円前後の1/100mm格子定数のフィルムを使ってみました。撮影してみて、1/300mmにして、スペクトルを3倍の長さにした方が解析しやすいのではないかと思い、注文しているところです。  iPhone17eのカメラの前に置いた様子です。実際の撮影では回折格子をiPhoneに貼り付け、三脚で動かないようにします。  Google Pixelだと撮影時間を4分まで稼げるので、明るい鮮明なスペクトルが得られると思います。撮影している間、星は移動するので、回折格子の角度を調整すると、長方形の幅の太いスペクトルが得られます。  次の図はベガを撮影したものです。  これをImageJというフリーの解析ソフトで分析します。downloadしなくても、Web上で使う機能もあります。  ImageJ   ImageJ.JS  で以下の画面になります。  File-New-Image で撮影した写真を表示し、メニューの左端の長方形を選択し、次の図のように撮影したスペクトルを囲みます。Analyze-Plot Profileを選択すると、スペクトルのピークが得られます。  左はSTARANALYSER100で処理したものを参考に載せています。色の成分や、吸収スペクトルの位置等で星の型や成分、ドップラー効果による地球に対...

9/1の夜 地球近傍小惑星 2006 BC10 (221455)

イメージ
 9/1の夜、地球近傍小惑星 2006 BC10 (221455)、地球最接近8/28(UT)、接近距離 9.4LD、速さ 19Km/s、径 443m、今日の予報光度14.3等を撮ってみました。我が家の撮影環境の悪さから写りは悪い。30分間の動き(3枚 15分間隔 )(前田 式部) ① 9/1 22:25 露出25秒 ② 9/1 22:40 露出25秒 ③ 9/1 22:55 露出25秒  データ   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOS KissX7i ISO3200   トリミング