2026.3.17の木星(ZWO New EAF & FireCaptureデビュー戦)
昨夜、久しぶりに木星を撮影しました。なかなかシーイングの良いタイミングに出会うことができず、一瞬の勝負です。苦戦していたFireCaptureの使い方がやっと分かってきました。(月草亭)
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| 昨夜の木星 |
撮影データ
カメラ ASI 715MC 撮影 FireCapture 2.7 露出 Gain250・8.0ms・60秒
画像処理 AutoStakkert 4、Registax 6、Affinity
FireCaptureの最大のセールスポイントは(無料ですが)、天体を画面中央に保持し続け、安定した動画が撮影できることです。実際には天体は視野中央からずれていくのですが、見かけ上は視野の方が動きます。地動説と天動説の違いのようなものです。下の写真の木星の外側に見えている赤い4つの点が動くので、視野の動きを実感することができます。長時間の撮影などで赤点の枠が天体から大きく離れてしまうと、実視野からも外れてしまう(画面上の天体像の一部が欠ける)ので、天体を取り囲むように時々ハンドコントローラーで微動してやります。もっとも1分程度の撮影の場合、その操作は不要です。
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| FireCaptureのUI |
経緯台による追尾なので、少し視野回転がみられます。次の写真は、AutoStakkert処理中のプレビュー画像(左右反転像)です。時間の経過(左→右)とともに、正中を過ぎた木星表面の縞模様の傾きが少しずつ大きくなっていくようすがわかります。最もシーイングの良い3番目の動画を使いました。
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| NexStar Evolution経緯台による追尾の10分間の視野回転 |
今回、ZWOのNew EAFを初めて使いました。座った姿勢でPCのモニターを見ながらじっくりピントの山を確認出来るので、ピント合わせのストレスから解放され、すこぶる便利です。取扱説明書には、セレストロンのSCT鏡筒独自の〝ピントハンドルのラバーグリップを外しピント軸を露出させ、オレンジ色のリングは取り外して装着できる〟とありますが、その状態でAEFを取り付けると、鏡筒が上を向いた際に主鏡が自重で下がってしまい使い物にならない(ピントが合わない)ので、オレンジ色のリングは取り外さずに使っています。軸径変換カプラーの長さに合わせて取付ステーの固定位置を調節しています。現在の木星のように天頂付近の天体に照準しても、鏡筒の接眼部がマウントと干渉しないように細心の注意を払う必要があります。カメラはバーダーのフリップミラーを介して直角方向に取り付けています(鏡像になります)。
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| AEFの取り付け具合と木星撮影中のようす |
最近までスマホ・タブレットアプリのSkySafari 7で望遠鏡を動かしていましたが、WiFiが頻繁に切断され不安定なので、近頃はハンドコントローラーを使っています。電源を入れるたびに日時を合わせ直す必要があるのでやや不便ですが、SkySafariと同様、StarSense AutoAlineが使えて快適、かつ確実です。天頂付近の天体の導入の際は、フリップミラーの直進方向が使えないため、レチクルアイピースと撮影用カメラを交換しながらやります。スカイウォッチャーの6x30正立ファインダーの視野に天体を導入後、レチクルアイピースの視野中央に導入したところでカメラに交換します。FireCaptureではオートフォーカスはできないので、付属のマニュアルコントローラーをつかいます。ファインダーの対物レンズには魚釣り用の発光ダイオード付リチウム電池を結束バンドで巻き付け、視野をほんのり赤く照らして十字線を見やすくしてやりました。
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| 正立ファインダーの簡易明視野照明装置 |





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