地球視点の立体オリオン座
投稿者:ASHI58
通常の立体オリオン座の工作では、地球から見た、オリオン座の各恒星までの距離を棒の長さで表してますが、これでは台の裏側から覗かないと(覗けませんが)地球から見ていることになりません。
この工作では、地球から見て、各恒星がどう見えているのか、を地球側から観察するものを作りました。つまり、目と棒の先端までの間隔が地球から星までの距離に相当します。
この工作では、1cmが220光年に相当します。
○こんなことが学べます
私たちは星座を2次元で見ていますが、星座を構成する各恒星は、それぞれ地球からいろいろな距離で離れており、視認している星の明るさは、距離に関係していることが学べます。
オリオン座の三ツ星上に位置する一番遠い星は「アルニラム(Alnilam)」です。地球から見ると、オリオンのベルトを構成する3つの星のうち、真ん中の星にあたり、地球から約2000光年の距離にあります。他の2つの星「アルニタク(Alnitak)」と「ミンタカ(Mintaka)」より約3倍も離れていますが、地球から見ると、2等星が一列に3つ並んでいるように見えます。
オリオン座の各恒星の地球からの距離は以下のサイトで見られます。
https://sorae.info/astronomy/20201111-orion3d.html
○準備しよう
3Dプリンタで製作した立体オリオン座、M42星雲シール(カラープリンタで作成)、金や銀のペン、蓄光シール
○作ってみよう
① 3Dプリンタで、立体オリオン座を作ります。
② 星の位置や浮彫の星の名称に、金や銀の色を塗ります。星は蓄光シールにすると、暗くなると光って星座っぽく見えます。
③M42オリオン座大星雲をカラー印刷して貼り付けます。
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