リゲルと魔女の横顔星雲

1月11日(木)の夜、リゲルと魔女の横顔星雲(IC2118)を撮影しました。

ASIAIRアプリの最新バージョンには星図機能が搭載されていて、構図決定がすごく楽になりました。180分(60枚)撮る予定のところ、子午線越え手前で追尾停止となり、ちょうど半分の90分(30枚)しか撮影できませんでした。

RC Astro の Star X Terminator(恒星と星雲を分離するPhotoshopプラグイン・フィルター)は素晴らしいですが、リゲルの輝きとフレアが大きすぎて、星ではなく星雲と見做してしまうようで、処理に難儀します。M31を画像処理する際もM32周辺の処理で同様の苦労がありました(こちら)。リゲルの周辺以外を強調処理し、Photoshopのブレンドモード「覆い焼き (リニア) - 加算」で恒星レイヤーと重ねています。

あまり上手な画像処理ではありませんが、リゲルと星雲の激しい輝度差からして、撮影中のASIFitsviewのイメージからかけ離れてしまい過ぎない方が良いと思うことにしました。

RedCat 51の特性でしょうか、輝星の周り(外側)に丸いフレアが出ます。以前、北アメリカ星雲とペリカン星雲を撮ったときにも、デネブのフレアが同じように出ていました(こちら)。(月草亭)

(データ)
撮影日時 2024.1.11 20:26〜21:57
撮影地 自宅(八頭町郡家)
赤道儀 ZWO AM5
鏡筒 RedCat 51(250mm F4.9)
カメラ ZWO ASI 294MC pro(IDAS NGS1フィルター使用)
ZWO ASIAIRで撮影(MGEN-3によるオートガイド)、総露出時間90分(180秒×30枚)
Stella Image 9(ダーク・フラット補正、コンポジット)、Photoshop 2024(RC Astro プラグイン・フィルター使用)で画像処理

完成画像

構図イメージ(間もなく子午線通過)

ASIAIRで撮影中のASIFitsviewイメージ

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