Affinityの「天体写真スタックスタジオ」を使ってみました
ここ数日、StellaImageでのコンポジット位置合わせ中のクラッシュが頻発するので、アプリの環境設定で画像参照の際のサムネイル表示のチェックを外してみたり、メモリの割り当てを変更してみたりといろいろやってみますが、トラブルは解消しません。どうしたものかと思案していたところ、Affinityでも天体写真のスタックができることを知りました。そこで、11月20日に撮影した、らせん星雲をAffinityだけでとりあえず再処理してみました。(月草亭)
まず、Affinityを起動し、ファイル>新規画像プロセス>天体写真スタック と進み、天体写真スタックスタジオに行きます。StellaImageのコンポジットパネルのようなものです。
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| Affinityの「天体写真スタックスタジオ」 |
次に、StellaImageのコンポジットパネルと同様に、ライト・ダーク・フラット・ダークフラットのFITSファイルを全て追加し、「スタック」をクリックします。すると、RAW現像からコンポジットまでが20秒ほどで完了します。本当にあっという間でした。
スタック直後のカラーバランスはとんでもないことになっていました。そこで、スタック直後のレベル調整で、入力レベルをスライドさせ階調を切り詰めた後、色別に出力レベルを調整し色調を整えました。その後は、Affinityのいつも通りの作業です。Affinityの機能やRC-Astroのプラグインフィルターを使って処理していきました。
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| レベル調整からスタート |
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| 画像処理の全過程(レイヤー構成) |
RC-Astroのプラグインフィルターを除いて、ここまでの一切の作業が費用負担なしでできてしまうことが驚きです。今回は「とりあえずやってみた」という感じだったので、もう少ししっかり勉強してAffinityを使いこなしてみたいです。
Affinityの使い方については、以下のURLに詳しく記載されています。
https://www.affinity.studio/ja_jp/help/astrophotography-astro-creating/?query=天体写真スタック




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