火星とレグルスの接近ほか(2025.6.17の星活)
昨日は火星とレグルスの最接近の日。21時頃も最接近の13時22分と同じくらいの近さとのこと、まさに金銀すなごの幻想的な姿を見せてくれました。とても美しくて〝望遠鏡で見たアルビレオのようだ〟と表現した鳥天協の星仲間がいたほどです。写真撮影もいいけど、双眼鏡で見るのが一番楽しいですね。ワイドビノ28の視野に浮かび上がった、ほぼ同じ明るさで色違いの火星とレグルスが寄り添う姿は忘れられない思い出になると思います。Seestar S30では、太陽系モードで火星導入後に手動でレグルスを入れてやり、風景モードに切り替えて撮影しました。太陽系モードでの撮影より星が明るく写ります。
Seestar S30で火星とレグルスに照準 |
望遠鏡でも覗いてみました。iPhone 15 Proによるナイトモード(3秒)の火星とレグルスです。色がよく出ました。微光星も写ってこれまた楽しいです。
せっかくなので、正真正銘のアルビレオも覗いてみました。SVBONYのデジタル接眼レンズSC001はSeestar S30のセンサーとほぼ同じサイズ。対物レンズの焦点距離がSeestar S30の150mmに対してFS-60Qが600mmなので、4倍に拡大された姿を見ることになります。WiFi接続したスマホで手軽に見られるので、フリップミラーを併用した二重星等の眼視と電子観望に向いていると思います。
その他、昨夜ははくちょう座のクレセント星雲(NGC6888)とチューリップ星雲(Sh2-101)を撮影しました。昨夜は時おり雲に覆われる時間帯もありましたが、月が昇ってくるまでの東の空は運良く快晴でした。
クレセント星雲とチューリップ星雲(180秒×40・総露出時間120分) |
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欲張りな昨夜の星活 |
真夏を思わせる梅雨の中休みの貴重な晴れ間、かなり欲張った星活の夜でした。(月草亭)
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