2025.6.1 月と火星の接近と金星の西方最大離角
昨日(6月1日)は、2つの天文現象が見られました。(月草亭)
今回の月と火星の再接近は、20時59分頃で離角は31分。その時刻にはあいにく雲に覆われて撮影できませんでした。それでも粘り強く待っていると、かろうじて雲の切れ間から月と火星が顔をのぞかせ何とか撮影することができました。Seestar S30で月を導入しても火星は写らず、火星導入に切り替えると白飛びした月と一緒に火星も写ってくれました。
次の写真は、電子観望をスマホで手軽に楽しむ目的で入手したSVBONYのSC001で撮影した月と火星です。70-210mmズームレンズの70mm域で撮影しています。製品に付属のC-CE変換アダプターを使いカメラマウントアダプターを介してレンズに取り付けるだけで容易にピントを合わせることができます。(製品情報はこちら)。
金星の西方最大離角
昨日は外出からの帰宅が遅くなり慌しかったせいもありますが、屋外に据えつけっぱなしのAM5赤道儀にSeestarを載せました(普段使いはこんな感じです)。西方最大離角の金星も撮影したかったので、確実な導入のために前回の東方最大光度翌日の撮影時と同じく、太陽導入後に金星の導入を試みました。しかし残念ながら、没直前で高度が低く薄雲もあったため、空と山だけしか写らず金星を確認することはできませんでした。
気を取り直して、今朝、正中(8:59)直前の金星を撮影しました。Seestarではなく望遠鏡に取り付けたミラーレス一眼レフカメラによるコリメート撮影です。写真には電子ファインダーシステムとASIAIR miniが写っていますがセンサーがやられるので使用していません。アイピースに映る光束をたよりに太陽を導入しアライメントしてやるとうまく導入できました。西方最大離角約20時間後の昼間の金星です。あまり鮮明ではありませんが…。
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