RASA8の黴

                                  投稿者:ASHI58

 RASA8に深刻な黴と正体不明の白いゴミ(鏡筒壁は黒いものしか無いので、内部で生産されたものかと思います)が、鏡筒内部の壁や補正板、補正レンズに発生しました。RASA8は完全密閉型ではなく、強制吸引と排気が出来、その出入り口に金属フィルターが反射鏡側に設置されています。

 鏡筒の外部と空気のやりとりができるため、空気中の菌類は侵入できます。RASA8は河原町小倉に梅雨の時期ももちろんのこと、年中架台に設置したままでした。小倉は谷を埋め立てた畑地で、常時90%の高湿度です。これが最大の難点だったと思います。

 先日、布団圧縮袋を購入しました。これに鏡筒とシリカゲルを入れて密封し、黴の成長を止めようと思います。

 CELESTRONはVIXENが総代理店になっており、電話したところ、RASA8の分解清掃は本国送りとなり、数か月かかり、しかも高価であるとのことで、修理依頼はできません。補正板はネジの締め付け具合によっては割れるので、VIXENではできませんという返事でした。

 近いうちに諦めと勇気が湧いたら分解掃除を試みますが、補正レンズの黴の成長が乾燥剤で止まったらこのままで、撮影終了ごとに架台からはずして布団袋へ収納する、という形にするのがベストかと思います。

 ゴミや埃、黴が補正板に占める面積はまだ1%にも満たないと思います。RASA8は前面にカメラがあるため、その電源コードと画像転送のUSB3.0コードが遮る面積はもっと広いです。

 中学校理科のレンズの問題にありますが、レンズを半分黒い紙で遮ると、像は半分の形になるのではなくて、半分の明るさになります。したがって、補正板の多少の遮蔽物の撮影への影響は少ないです。しかし、補正レンズ(補正板の中央に位置する)の黴(今は端っこの撮影の影響が少ない部分にある)が中心付近まで伸びてくると、これは分解掃除しかありません。

補正レンズの黴(2024年12月3日)

補正板に付着した白いゴミ(2024年12月3日)




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