極軸望遠鏡のレチクルの調整
投稿者:ASHI58
AdvanstVXやSkymemoSなどの機種では、極軸望遠鏡が赤道儀を赤経方向に回転したとき、いっしょに回転します。つまり、赤道儀の極軸と極軸望遠鏡の軸が一致していないと、正しい極軸合わせができません。
中国製の赤道儀は、この調整がほとんどできてないと言われており、私のAdvanstVXは、ASIairでのPolar Alignmentが利用できず、ASIairと接続する前に、正しく極軸を合わせていないとガイド撮影ができません。
EQ6R赤道儀でも極軸望遠鏡を信じて購入したままの状態で、スマホのアプリを見て北極星を用いて極軸合わせをしていましたが、ガイドが完璧ではなく、ASIairのPolar Alignmentでの極軸合わせが必要でした。
極軸望遠鏡を分解してみると、レチクルという十字線や円、カシオペア座、北斗七星などが描かれた円盤が、3本のイモネジで固定してあります。この3本のイモネジを調整して、赤経軸を半回転(180度)させても、北極星や遠くの(1km以上離れた)鉄塔などが、レチクルの中心に来るようにしないといけません。
中華製の赤道儀を買われたら、ぜひこの調整を行ってください。
今回、玄関先で遠くの山の木で1時間やってうまく行かず、家の前の公園で北極星を覗いて3時間、蚊に食われながらなんとか調整してみました。なかなか大変な作業ですが、安価に中華赤道儀を購入したら必要な作業になります。なお、AdvanstVXにもコントローラーを使ってPolar Alignmentを行う機能があるので、今度試してみます。
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