2024.8.14 明け方の星空 & ペルセウス座流星群撮影奮闘記

2024.8.14 明け方の夜空
今朝(8月14日の明け方)もきれいな星空でした。 昨日の朝に続き、木星と火星の接近を撮影しました。今回はシュミカセ鏡筒とスマホによるコリメート撮影です。

左の写真が今朝(62.5倍)、右の写真は一昨日の朝(22.2倍)です。今朝の写真は日出26分前の撮影なのでPhotoshopで画像処理(レベル調整で中間調(背景)を暗く)しています。一昨日の朝の写真は撮って出しです。倍率が違うので比較しづらいですが、今朝の方が一昨日の3倍近い眼視倍率にもかかわらず望遠鏡の同一視野に収まりました。火星も東の方向(視野の左下方向)に移動しながら木星に近づいています。今夜が最接近なので、明朝に期待したいところです。

撮影データ(左)
 日時 2024.8.14 4:55:29  マウント スカイウォッチャーAZ-GTi経緯台  カメラ iPhone 15 Pro
 鏡筒 セレストロンSC 5(1250mmF10)  アイピース ペンタックスXW20mm 70°(62.5倍)
 その他 ZWO IR/UVカットフィルター、Photoshop2024にて画像処理(中間調をレベル調整)
     白枠内は撮って出し画像
撮影データ(右)
 日時 2024.8.13 4:26:36  マウント セレストロンNexStar Evolution経緯台  カメラ iPhone 15 Pro
 鏡筒 APM 70 SemiApo対空双眼鏡(400mmF5.6)  アイピース APM UF 18mm 65°(22.2倍)

一昨日の観望で、StarSense AutoAlineを併用したNexStar Evolutionの使い勝手がすこぶる便利でドームの中にずっと固定しておくのはもったいない、これは屋外で移動させながら使うに限ると判断し、ドーム内にはAZ-GTi経緯台を据えることにしました。よく気が変わります。マウントも鏡筒も小型なので、ドームの中が広く感じられます。マウントのファームウェアがRightArm対応バージョンなので、SC 5鏡筒を右側に搭載しています。


ペルセウス座流星群撮影奮闘記
ペルセウス座流星群の撮影は3夜連続になります。これまでの失敗に懲りて周到に準備し、撮影自体はうまく行ったのですが、肝心の流星が写っていませんでした。残念なので、Mac内蔵アプリのQuickTime Playerを使ってタイムラプス動画を作りました。上弦の月が沈み、夏の大三角が天頂から北西の低空に移動し、東の空から土星、そして木星と火星が寄り添いながら昇ってきます。薄明の空がきれいでした。今回のペルセウス座流星群は、11日の宵の北西の方向に明るい流星を目撃しただけで、写真撮影は失敗でした。

下の2枚の写真は、流星撮影用の機材です。天頂に向けた円周魚眼レンズを直径20cmのアクリル製半球ドームで覆うために、ホームセンターで買い求めた金具でドームを保持し、アルカスイスプレート・クランプと雲台で赤道儀に載せています。雲台の角度は調節できるので、経緯台やカメラ三脚にも搭載可能です。結露防止のために小型扇風機で風を送ります。天辺にわずかな結露はありますが、画質にはほとんど影響しません。扇風機を止めるとほんの短時間で全面結露してしまうので、効果は絶大です。(月草亭)


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