昨夜(3月10日〜11日)、ZWO ASIAIR PlusのPLANモードで、春の7天体を連続撮影しました。iPadの画面上で、天体の高度や子午線反転のタイミングが確認できてとても快適です。M81からM51までの6天体撮影中は鏡筒はずっと西側、最後のM104導入のタイミングで望遠鏡が東側に反転しました。天体追尾途中の子午線反転がなく、効率的に撮影できたと思います。絶対朝まで快晴だと思っていましたが、雲襲来のタイミングが何度かあって、ボツになったカットがかなりあります。
いつも撮影直前の薄明時にスカイフラットを撮っていますが、ASIAIRアプリで一眼レフカメラの絞り優先オート撮影のように露光時間が選べるので重宝します。今回、ダーク撮影時に光線漏れがあったので、翌朝、フイルムカメラ時代に使っていたダークバッグの中にCMOSカメラだけを入れて、ダーク撮影を行いました。
(データ)
撮影日時 2024.3.10 20:03〜2024.3.11 2:50
撮影地 自宅(八頭町郡家)
赤道儀 ZWO AM5
鏡筒 Askar FRA400(400mmF5.6)
カメラ ZWO ASI 462MC(ZWO UV/IRカットフィルター使用)
ASIAIRアプリによるオートガイド撮影(PLANモード)、Stella Image 9(ダーク・フラット補正、コンポジット)、Photoshop 2024(RC Astro プラグイン・フィルター使用)で画像処理
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撮影計画(最後のM104導入時に赤道儀が反転) |
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M81(180秒✕6・総露出時間18分) |
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M82(180秒✕17・総露出時間51分) |
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NGC4565(180秒✕20・総露出時間60分) |
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M97(180秒✕20・総露出時間60分) |
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M101(180秒✕14・総露出時間42分) |
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M51(180秒✕20・総露出時間60分) |
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M104(180秒✕15・総露出時間45分) |
月草亭(離れ)で稼働しているiPadの画面を、母屋のテレビにAppleTV経由でミラーリングしてみました。進行状況をリアルタイムで確認できますが、iPadの(もちろん望遠鏡も)操作はできません。実用面ではあまり意味がありませんね。
ASIAIRでの撮影に入る前に、欲張って135ミリレンズを付けた2台の一眼レフカメラ(赤道儀追尾のニコンD810Aとアストロトレーサー追尾のペンタックスK-1Ⅱ)でM31とポン・ブルックス彗星も撮ってやろうと目論んでいましたが、ちょうどそっちの方向にだけ雲があって、そして雲が消えたと思ったら彗星が山に沈んで、だめでした。(月草亭)
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AppleTVで母屋にミラーリング 三兎を追って得たのは一兎だけ
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月草亭の天体観望システム |
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