3月13日の星空活動(彗星と銀河の撮影、二兎を追う)

土曜日あたりまでいい天気が続きそうです。3月13日は、薄明終了直後の三日月の月明かりの中、ポン・ブルックス彗星とM31のツーショット、次いで春の銀河のツーショット・スリーショットを撮りました。(月草亭)

ポン・ブルックス彗星とM31

ポン・ブルックス彗星とM31

近くの三日月と山の向こうの鳥取市街の明るさの影響で、彗星も銀河なかなか位置を特定できず、SkySafariを頼りに少しずつレンズを向ける方向を変えながら、試し撮りした中の1枚です。PhotoshopのRAW現像でかすみ除去を行い展開、RC AstroのGradient X Terminatorを最初とレベル補正の後に適用、最後にNoise X Terminatorを適用して仕上げました。ペンタックスK-1 Ⅱ内蔵のアストロトレーサーだと、135mmレンズ使用の場合2分40秒程度天体を追尾できます。

(データ)
撮影日時 2024.3.13 19:36
撮影地 自宅(八頭町郡家)
カメラ ペンタックスK-1Ⅱ
レンズ SMC PENTAX-A* 135mm F1.8
露 出 ISO800・f4・30秒(ケンコー・スターリーナイトフィルター使用)
その他 三脚固定(アストロトレーサー使用)、Photoshop 2024で画像処理(RC Astro プラグイン・フィルター使用)

春の銀河


おおくま座・M81とM82  |   しし座・三つ子銀河 

ASIairアプリで撮影計画

銀河の撮影では、ASIair PLANモードで撮影計画を立てました。SkyAtlasで星図を表示させ、赤線で描かれた写野枠をドラッグすることで構図を決定することができます。この機能を活かし、同一視野に収まりの良い2種類5天体を撮影しました。銀河の写りはともかく、GXTの効果で背景のニュートラルグレー具合に満足しています。

(データ)
撮影日時 2024.3.13 20:33〜23:35
撮影地 自宅(八頭町郡家)
赤道儀 ZWO AM5
鏡筒 タカハシε-160ED(εエクステンダー160ED使用、800mmF5)
カメラ ZWO ASI 294MC pro(IDAS NGS1フィルター使用)
ASIAIRアプリによるオートガイド撮影(PLANモード)、Stella Image 9(ダーク・フラット補正、コンポジット)、Photoshop 2024(RC Astro プラグイン・フィルター使用)で画像処理

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