M101 回転花火銀河
このカメラはピクセルサイズが1.45μmと非常に小さく、解像度は3864x2192(842万画素)あります。いままでの惑星撮影用カメラは200万から多くても400万画素程度。
800万画素あれば銀河や星雲の撮影にも使えるはずです。
これは恒星の大きさを表示したものです。平均で2.97ピクセル(2.7")の像を結んでいます。
鏡筒はFSQ-85ED+レデューサQB0.73xで焦点距離は330mmになります。ASI715MCのセンササイズは5.6x3.2mm。画角は0.98x0.55°です。1ピクセルあたりの画角は約0.91"しかありません。
1ピクセルが1.45μmなので2.97ピクセルの星像は4.3μmです。新しいレデューサQB0.73xも凄いですがASIAIRのオートフォーカスがここまでフォーカスを追い込めるのはもっと驚きでした。
このようなピクセルサイズの小さいセンサには、シャープな恒星像を結ぶ鏡筒があってこそです。
撮影データ
撮影日:2024.02.17 02:00~
撮影地:岡山県美作市
赤道儀:ZWO AM5
鏡筒:Takahashi FSQ-85ED + ReducerQB0.73x F3.9 f330mm
カメラ:ZWO ASI715MC Gain35
フィルタ:IR/UV Cut
露出:100分(300秒 × 20枚)
オートガイド:ZWO ASI120MM mini f130mm(ディザリングあり)
撮影機材:ASIAIR Plus
画像処理:PixInsight, LuminarNEO, PhotoshopCC
Posted by BergamotJellyBeans
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