M42の白飛び調整法
今回はフォトショップを使ったM42の白飛び調整法を紹介します。
先日望遠レンズの作例で紹介した画像です。左がLPS-V3で淡い所まで写した画像で、右がNGS-1フィルターで段階露光した画像をM42の白飛び部分にレイヤー1~4の画像を貼り付けて調整した後の画像です。
こちらが白飛び防止に使ったNGS-1フィルターで段階露光した画像です。
左の白飛びした部分にNGS-1フィルターで適正露光した画像を貼り付ける手法です。なげなわツールを選び、白飛びした部分に相当する部分を右の画像で囲みます。
以下に拡大して説明します。
選択範囲を囲った後、境界を調整の所を選び、ぼかしの量を画像を見ながら適度に調整します。
左上の移動ツールを選び、右のぼかした画像をつまんでドラッグ&ドロップで左の画像に貼り付けます。
そのままだとズレていますので、100%に拡大して右上のレイヤーの不透明度を50%にして両方の画像が見えるようにしてから精密な位置合わせを行います。
位置合わせができたら背景の画像と馴染むように不透明度を調整します。今回のレイヤー1は64%にしました。
1枚のレイヤーではまだ調整が不十分ですので、露光を少なくしてNGS-1フィルターで撮影した画像を使ってさらに調整してゆきます。
今回4枚のレイヤーを使いましたのでそれぞれの様子を紹介します。
レイヤーなしの元画像です。
最後に全てのレイヤーを統合すれば最終画像の出来上がりです。
以上今回はM42の白飛び調整法について紹介させていただきました。
松本 博久
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