星雲星団作例

 星雲星団の作例が数点できましたので紹介させていただきます。

松本 博久 

M42 オリオン大星雲

笠井BLANCA125SED 970mmF7.8 ビクセンSDフラットナー
EOS-R6改造カメラ  NGS-1(D3)フィルター
ISO12800  露出70秒X101  25秒X41
ISO6400 露出15秒X31 5秒X30 露出合計145分 ビクセンSPDX赤道儀 自動ガイド 三朝高原

前回紹介した手法で中心部の白飛びを調整しました。
筒先に黒の細いミシン糸をセロテープで貼っています。



馬頭星雲

笠井BLANCA125SED 970mmF7.8  750mmF6 ビクセンSDレデューサー
α7Ⅲ改造カメラ  サイトロンCBPフィルター 青も写るようにCBPを採用
ISO16000  露出1分X56  露出合計56分 ビクセンSPDX赤道儀 自動ガイド




M45 プレアデス星団

EOS-R6改造カメラ  EF400mmF2.8LISⅡ+EF2XⅢ 800mmF6.3
HEUIBⅡフィルター ISO12800  75秒X72 露出合計90分 マークX赤道儀 自動ガイド

明るい星が少しシャープになり光条が綺麗に写るようF6.3に絞り、糸の貼り方を縦方向に調整しました。
このレンズはEF400mmのⅢ型の新しいレンズが出た際にⅡ型の格安中古が多く出回った時期があったので、その時に入手しました。
望遠鏡と比べて長さが短く重さも4キロ弱で手軽に400mm,560mm,800mmと使えるので大変便利です。
比較的コスパの良いキヤノンレンズとしてEF300mmF2.8LIS、EF500mmF4LISが22~30万円位でキタムラ等に出ていて、ISのⅡ型よりも大分安いです。
EF1.4XⅢを使った420mmF4や700mmF5.6でも絞り開放から大変シャープに使えて、107mmや125mmアポ屈折よりもコスパが大分良いので星雲星団撮影用にお勧めします。



ペルセウス二重星団

EOS-R6改造カメラ  EF400mmF2.8+2X 800mmF5.6 
HEUIBⅡフィルター ISO12800  35秒X55 露出合計32分 マークX赤道儀 

F6.3に絞るとシャープ過ぎて面白くなかったので、明るい星に収差の残る絞り開放で撮影しました。




バラ星雲

EOS-R6改造カメラ  EF400mmF2.8LISⅡ+EF1.4XⅢ 560mmF4 
サイトロンQBPフィルター ISO12800  1分X61 露出合計61分 マークX赤道儀 

2Xテレコン時と比べて1.4Xテレコン時は大変シャープなので絞り開放から安心して使えます。



馬頭星雲付近

α7Ⅲ改造カメラ  EF400mmF2.8+1.4X 560mmF4 
サイトロンQBPフィルター ISO12800  90秒X30 露出合計45分 マークX赤道儀 

上のCBPフィルターの作例と比べて赤が主体の写りになりました。



 また他の作例がまとまりましたら紹介させていただきます。

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