2023.8.19夏ポニーEキャンプ予行演習_2

8月22日(火)に実施予定の夏休みポニーキャンプの天体観測会では、小型望遠鏡による星雲・銀河の電子観望を予定しています。昨夜、時折襲来する雲に気をもみながら自宅にて予行演習をしました。使用機材は以下のとおりです。

 鏡 筒  ウィリアムオプティクス RedCat 51(250mm F4.9、IDAS NGS1)
 赤道儀  ZWO AM5
 カメラ  ZWO ASI 294MC Pro(メイン)、ZWO ASI 120MM-mini(ガイド)
      ZWO ASIAIR Pro
 その他  EIZO FlexScan 27.0インチ ディスプレイモニター
      極軸アライメント用に Polar Scope Aline Pro、Olympus OM-D E-M10 Ⅱ

ZWO ASIAIR Pro にも極軸アライメント機能が標準で装備されていますが、ASIAIRアプリ起動前に極軸アライメントとピント合わせを済ませておきたくて、以前ブログで紹介したiOSアプリとデジカメで極軸アライメントを行いました。外部モニターへの出力はWi-Fiによるミラーリングも試みましたが、接続が不安定で不鮮明になるので断念しました。

撮影用 ZWO ASI 294MC Pro と極軸アライメント用 Olympus OM-D E-M10 Ⅱ
いずれもキャノンEFマウント仕様でフランジバックが同じ

鏡筒に搭載したX-Y微動雲台(SLIK製)とスマホホルダー

赤道儀の上下・水平ノブの操作により北極星を液晶モニター中央に導入しピント合わせ

Polar Scope Aline Pro による極軸アライメント(後述)

撮影用・ガイド用カメラに付け替えて、フラット撮影(スカイフラット)

HDMI接続でモニター出力(Wi-Fiより安定していて数段きれい!)

ASIAIR による LiveStack 中のペリカン星雲

iOSアプリ・Polar Scope Aline Pro による極軸アライメントについて

1.2.3.

1.Polar Scope Aline Pro の起動画面から、Choose LASER / Hop Aline Starをタップし、
2.α UNI (Polaris V:2.0 a/z:35°,359°) をタップすると、
3.Polaris(北極星)の+が表示される。GPSの誤差や鏡筒との光軸のずれにより、中央から外れている。

4.5.6.

4.鏡筒に搭載した微動雲台を操作してPolarisの+を中央に寄せ、Calibrate をタップすると、
5.North C.P.(天の北極)の+が中央から外れた状態で表示される。
6.赤道儀の高度・方位ノブを操作して、North C.P.の+を中央に寄せてアライメント終了!

GPSの誤差が大きいときは、スマホを手に持って体の前で大きく8の字を描くように何度か回すと改善します。Polar Scope Aline Pro については、旧鳥取天文協会ブログにて紹介しておりますので、参考になさってください → Polar Scope Aline Pro のこと (月草亭)

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