BLANCA125SED+ビクセンSDフラットナー実写テスト

 フラットナーの作例を紹介します。

 この日はシーイングが安定していたので画面中心部を大きくトリミングし、ピクセル等倍で紹介します。 


 M17 オメガ星雲
 2023.6/19 01:44:20~
 BLANCA125SED 975mmF7.8  ビクセンSDフラットナー  970mmF7.8
 α7Ⅲ天体改造カメラ  ISO12800  露出90秒X23  露出合計34.5分  三朝高原にて
 HEUIBⅡフィルター ビクセンSPDX赤道儀 コーワ100mmガイド鏡 MGEN3にてガイド



 M27 亜鈴星雲
 2023.6/19 03:11:13~ 
 BLANCA125SED 975mmF7.8  ビクセンSDフラットナー  970mmF7.8
 α7Ⅲ天体改造カメラ  ISO12800  露出30秒X45  露出合計22.5分  三朝高原にて
 HEUIBⅡフィルター ビクセンSPDX赤道儀 コーワ100mmガイド鏡 MGEN3にてガイド
 薄明前の短時間での撮影でしたが、シーイングがとても良かったので
 以前40cm2310mmで撮った時よりもシャープに写りました。


 2023.6/19 02:30:02~
 BLANCA125SED 975mmF7.8  ビクセンSDフラットナー  970mmF7.8
 α7Ⅲ天体改造カメラ  ISO12800  露出30秒X35  露出合計17.5分  三朝高原にて
 HEUIBⅡフィルター ビクセンSPDX赤道儀 コーワ100mmガイド鏡 MGEN3にてガイド
 いて座のまばらな球状星団です。
 低い高度にも関わらずシーイングがとても安定していました。



 今回のテストでBLANCA125SEDにビクセンSDレデューサー、SDフラットナーの組み合わせで、共に優秀な実写性能があることが確認できました。
 6/20にビクセンのSD115SⅡとSD103SⅡが新しくなり発売されましたが、SD115S鏡筒は26万6893円からなんと10万も値上がりして36万8500円となりました。SD103Sも7万6000円値上がりして26万4000円となり、今までコスパの良かったビクセンでさえ、高嶺の花になってきました。
 それに対して笠井BLANCA125SEDはTSA120を凌ぐ惑星眼視性能とこれだけのレデューサー、フラットナー時の実写性能を持ちながら、鏡筒価格が26万1800円とビクセンのSD103SⅡよりも安価という優れたコスパを備えています。また鏡筒バンド込み7.3kgと比較的軽量なので、ビクセンの古いSPDX赤道儀で充分なガイドも出来ました。
 BLANCA12SEDはぜひ多くの方にお勧めしたいと思います。
松本 博久


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