トールの兜星雲NGC2359

 投稿者:ASHI58

 冬になると、美しい星雲が花盛り。しかし、山陰の厳しい寒さと湿度の高い曇り空で、なかなか撮影の機会にめぐまれません。150分撮影したトールの兜星雲NGC2359です。ASI715MCにより、2年前より約2倍強の大きさで撮影しています。

 18日深夜から19日早朝にかけて、湿度が高くてだめだめな空でした。RASA8の前面のレンズの内側が結露していて、ドライヤーの熱風をふきかけ、結露防止ヒーターを鏡筒に撒いて、レンズの中心の結露が残ったままのひどい状態で撮影しています。カセグレン型の鏡筒は、内部が結露すると、その場で前面のガラスをはずして拭くわけにいかず困ります。

 ASIairによるポーラーアライメントもできず、強引に撮影しましたが、ASIairはちゃんとガイドは行ってくれました。小屋内の湿度は91%でした。これがなければもっと細部がくっきりと出たはずなのですが。 


 ちなみにトールの兜とは、バイキングがかぶる次のようなもので、実によく似ています。

データ
鳥取市河原町小倉にて。2025年12月18日23:13
RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R 
ASI-PLUSガイド撮影 5分×30枚,ダーク,13.3℃
PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT

コメント

このブログの人気の投稿

Seestar S30の赤道儀モードを使ってみました

ZWOのASIカメラをAndroidスマホでモニター

非冷却カメラをスマホクーラーで冷やすⅠ