この原稿を書いている12月3日午後5時の時点では雪が降っていますが、先週末の土曜日曜は山陰の冬には珍しく二夜続きの(ほぼ)快晴でした。撮影した写真の画像処理をひと通り終えたのが、ほんの少し前です。画像処理に時間がかかった理由は2つあって、1つはASIAIR3台態勢で写真撮影を欲張ったため、もう1つはステライメージのトラブルと格闘しつつ、まだまだ不慣れなAffinityを使っていたためです。2台のASIAIRそれぞれのPlanモードで撮影を行い、残り1台で、29日は一眼レフカメラでの星野撮影、30日は木星のガイド微調整・動画撮影に集中しました。画像処理には、AffinityをメインにApple写真アプリの調整機能(ライト・精細度)も使っています。木星の写真のスタックにはAutoStakkert 4を、強調処理にはRegistax 6を使用しました。月明かりや低空の大気の影響もあり、仕上がりは今ひとつです。(月草亭)
11月29日


秋冬の星雲・星団の撮影機材・プラン1(APO Sonnar-T* 2/135・ASI 294MC Pro、f2・SV240、ASIAIR Mini)
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| スパゲティ星雲(総露出時間115分) |
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| 勾玉星雲・どくろ星雲とその周辺(総露出時間120分) |
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| クラゲ星雲とその周辺(総露出時間120分) |
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ぎょしゃ座からふたご座までの星野 (AF-S Nikkor 58mm f1.4/G・D810A、 ISO200・f1.4・総露出時間120分、Star Enhanscer、ASIAIR Plus)
11月30日 |
秋冬の星雲・星団の撮影機材・プラン2(APO Sonnar-T* 2/135・ASI 294MC Pro、f2・
V240、ASIAIR Plus)
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| カリフォルニア星雲(総露出時間100分) |
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| アンドロメダ銀河(総露出時間100分) |
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| ばら星雲(総露出時間85分) |
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| プレアデス星団(総露出時間75分) |
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| ヒアデス星団(総露出時間100分) |
ばら星雲・プレアデス星団の撮影機材・プラン(FRA 400・ASI 585MC Air、Comet BP)
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| ばら星雲(総露出時間105分) |
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| プレアデス星団(総露出時間100分) |
木星も撮影しました。シーイングはよくありません(2〜3/5)が、大赤斑が見えました。SkySafariで導入し、NexStar Evolution経緯台のハンドコントローラーでガイド微調整、ASIAIR MiniのVideoモードで撮影しています。ASIAIR MiniとSvbonyの電源制御ボックスをシュミカセ鏡筒のドブテイルバーに取り付けたことにより、ケーブルの配線がすっきりとしました。
木星の撮影機材と出現直後の木星
(11/30 21:42、C8 SCT・ASI 715MC、Gain200・20ms・60秒)
先週末にトラブルが発生したStellaImageは、昨日から何事もなかったかのように正常に動作するようになりました。FITSファイルのスタック結果については、Affinityの方がよい場合もあれば、StellaImageの方がよい場合もあります。StellaImageの自動処理モード(コンポジットパネル)の簡便さは捨て難いですが、前回の投稿でご紹介したオリオン大星雲のHDR合成の場合に、暗い画像のレベル範囲外の領域がトリミングされ、ドキュメントサイズがまちまちになってしまうという困ったことがありました。MacとWindows PCを行き来する煩わしさからも逃れられません。AffinithyはMacの方が軽快に動く印象があります(RC-AstroのStar X Terminato等で顕著)
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StellaImageでスタックした3つのファイルをAffinityで開いた結果 (ドキュメントサイズが不揃い) |
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