オリオン大星雲をAffinityでHDR合成してみました
一昨日の夜(2025.11.29)、冬の定番オリオン大星雲と馬頭星雲を撮影し画像処理をしました。最終仕上げをAppleの写真アプリを使用した以外は、スタックから仕上げ処理までをAffinityのみで行いました。
オリオン大星雲では、±3EVの段階露出した画像をHDR合成しています。その詳細についてまとめてみました。馬頭星雲では、「燃える木」が赤っぽくならないように、そこだけ彩度を落としています。(月草亭)
露出段階ごとのスタック処理(FITS画像のRAW現像・コンポジット)の結果です。以下のような輝度差があります。
![]() |
| 露出段階ごとにRAW現像とコンポジット |
下からハイライト・中間調・シャドーの順にレイヤー化し、差の絶対値でブレンドして、ガイドのズレを確認します。
![]() |
| 差の絶対値でガイドのズレを確認 |
まず、シャドーレイヤーを非表示にし、中間調レイヤーをピクセル移動させ、ハイライトレイヤーと位置合わせを行います。
![]() |
| 位置合わせ(ハイライトと中間調) |
同様に、中間調レイヤーを非表示にし、シャドーレイヤーをピクセル移動させ、ハイライトレイヤーと位置合わせを行います。中間調とシャドーで行っても良いと思います。
![]() |
| 位置合わせ(ハイライトとシャドー) |
全てのレイヤーを可視化させて、ガイドのズレが解消されているか確認します。
![]() |
| 位置合わせ後の状態(差の絶対値) |
ブレンドモードを「差の絶対値」から「標準」に戻し、不透明度を調整します。いずれも25%で良い感じになりました。
![]() |
| ブレンドモード「標準」で不透明度各25%でフレンド |
その後は、いつものように、Affinityの機能やRC-Astroのプラグインフィルターを使って調整していきます。
![]() |
| 画像処理の過程(レイヤー構成) |
AffinytyによるFITS画像のスタックについて
https://toritenkyo.blogspot.com/2025/11/affinity_28.html?m=1
Affinytyの使い方について
https://www.affinity.studio/ja_jp/help/









コメント
コメントを投稿