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12月, 2025の投稿を表示しています

週末の欲張り過ぎな星活(ASIAIR3台態勢で写真撮影)

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この原稿を書いている12月3日午後5時の時点では雪が降っていますが、先週末の土曜日曜は山陰の冬には珍しく二夜続きの(ほぼ)快晴でした。撮影した写真の画像処理をひと通り終えたのが、ほんの少し前です。画像処理に時間がかかった理由は2つあって、1つはASIAIR3台態勢で写真撮影を欲張ったため、もう1つはステライメージのトラブルと格闘しつつ、まだまだ不慣れなAffinityを使っていたためです。2台のASIAIRそれぞれのPlanモードで撮影を行い、残り1台で、29日は一眼レフカメラでの星野撮影、30日は木星のガイド微調整・動画撮影に集中しました。画像処理には、AffinityをメインにApple写真アプリの調整機能(ライト・精細度)も使っています。木星の写真のスタックには AutoStakkert 4を 、強調処理には Registax 6を使用しました。 月明かりや低空の大気の影響もあり、仕上がりは今ひとつです。(月草亭) 11月29日    秋冬の星雲・ 星団の撮影機材・プラン1 (APO Sonnar-T* 2/135・ASI 294MC Pro、f2・ SV240、 ASIAIR Mini) スパゲティ星雲 (総露出時間115分) 勾玉星雲・どくろ星雲とその周辺 (総露出時間120分) クラゲ星雲とその周辺 (総露出時間120分) ぎょしゃ座からふたご座までの星野 (AF-S Nikkor 58mm f1.4/G・D810A、 ISO200・f1.4・総露出時間120分、Star Enhanscer、ASIAIR Plus) 11月30日 秋冬の星雲・星団の撮影機材・プラン2 (APO Sonnar-T* 2/135・ASI 294MC Pro、f2・ V240、 ASIAIR Plus) カリフォルニア星雲 (総露出時間100分) アンドロメダ銀河 (総露出時間100分) ばら星雲 (総露出時間85分) プレアデス星団 (総露出時間75分) ヒアデス星団 (総露出時間100分) ばら星雲・プレアデス星団の撮影機材・プラン (FRA 400・ ASI 585MC Air、 Comet BP ) ばら星雲 (総露出時間105分) プレアデス星団 (総露出時間100分) 木星も撮影しました。シーイングはよくありません( 2〜3/5 )が、大赤斑が見えました。 Sky...

オリオン大星雲をAffinityでHDR合成してみました

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一昨日の夜(2025.11.29)、冬の定番オリオン大星雲と馬頭星雲を撮影し画像処理をしました。最終仕上げをAppleの写真アプリを使用した以外は、スタックから仕上げ処理までをAffinityのみで行いました。 オリオン大星雲では、±3EVの段階露出した画像をHDR合成しています。その詳細についてまとめてみました。 馬頭星雲では、「燃える木」が赤っぽくならないように、そこだけ彩度を落としています。 (月草亭)  撮影データ  撮影日時  2025.11.29 22:58 〜 11.30 2:13   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  AZ-GTi(赤道儀モード)    鏡筒  FRA400(レデューサー使用・280mmF4)  カメラ  ZWO ASI 585MC Air (サイトロン Comet BPフィルター使用)   総露出時間  オリオン大星雲58.4分(256秒・32秒・4秒×各12)、馬頭星雲105分(300秒×21)    導入・ 撮影  ASIAIR(PLANモード)   画像処理  Affinity、Apple写真アプリ(ライト・精細度) 露出段階ごとのスタック処理(FITS画像のRAW現像・コンポジット)の結果です。以下のような輝度差があります。 露出段階ごとにRAW現像とコンポジット 下からハイライト・中間調・シャドーの順にレイヤー化し、差の絶対値でブレンドして、ガイドのズレを確認します。 差の絶対値でガイドのズレを確認 まず、シャドーレイヤーを非表示にし、中間調レイヤーをピクセル移動させ、ハイライトレイヤーと位置合わせを行います。 位置合わせ(ハイライトと中間調) 同様に、中間調レイヤーを非表示にし、シャドーレイヤーをピクセル移動させ、ハイライトレイヤーと位置合わせを行います。中間調とシャドーで行っても良いと思います。 位置合わせ(ハイライトとシャドー) 全てのレイヤーを可視化させて、ガイドのズレが解消されているか確認します。 位置合わせ後の状態(差の絶対値) ブレンドモードを「差の絶対値」から「標準」に戻し、不透明度を調整します。いずれも25%で良い感じになりました。 ブレンドモード「標準」で不透明度各25%でフレンド その後は、いつものように、Affinityの機能やRC-Astroのプラグインフィルターを使って調整し...

12/1 ①TCP J14264208+0208476 ②3I/ATLAS

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 12/1未明、① TCP J14264208+0208476 ②3I/ATLASの2天体を撮ってみました。(前田 式部)   ※TCP J14264208+0208476をRawデータのG画像から測光すると、14.0等(2025 11 30.8524 UT)でした ① TCP J14264208+0208476  撮影日時 12/1 05:26 露出60秒  UT 11/29.8678 (JST 11/30 05:49)ごろ板垣さんがCBATに発見報告した14 26 42.08 +02 08 47.6 mag13.7 U Virです。少し青い色をしています。 ② 3I/ATLAS    撮影日時 12/1 04:22 露出75秒  共通データー   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOS kissX7i  ISO3200   トリミング

M42トラペジウムの強拡大

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 投稿者:ASHI58  焦点距離1,365mmのSvbonyのマクスフトカセグレン鏡 MK105に、ZWOのASI585MCを接続し、合成焦点距離5,051mmのF48で撮影しました。  この焦点距離での手動ピント合わせは難しく、ピントの超甘い画像になりました。また、 視野に入る恒星が少なく、ASIAIRによるプレートゾルビングも最後までいかズ、カーソルキーも使用しました。  AdvanstVXはASIAIRで直接制御できないため、ツースターアライメント等をしっかり行ってから、コントローラーのUSB端子を経てASIAIR miniに接続しています。これも AdvanstVXの使用を避けたい理由になります。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年11月30日1:59 MK105,ZWO UV/IR,ASI585MC,ADVANST VX  1分×22枚,ダーク,13.3℃ PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,CS

ペルセウス座の反射星雲NGC 1333

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 投稿者:ASHI58   ペルセウス座のNGC 1333は、星形成領域の一部で、青色のガス星雲と暗黒帯が美しい形状です。 若い星が誕生している領域です。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年11月30日0:19 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R  ASI-PLUSガイド撮影 5分×33枚,ダーク,13.3℃ PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,CS

オリオン座の反射星雲NGC1788

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 投稿者:ASHI58  オリオン座の西側、エリダヌス座との境付近に位置する美しい反射星雲です。魔女 の横顔の北側にあります。暗黒帯が入り混じっています。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年11月27日01:56 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R  ASI-PLUSガイド撮影 5分×23枚,ダーク,13.3℃ PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT,CS,hdrmt36