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12月, 2025の投稿を表示しています

BORG71FLにEAFを取り付ける

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 投稿者:ASHI58  BORG71FLは、密封度のすぐれた鏡筒の伸縮と、ヘリコイド式の微調整によるピント調整構造です。したがって、ヘリコイド部分に巻き付くベルトをEAFの軸につけたプーリーで駆動回転させる必要があります。  ここでは、ヤフオクで見つけた William Optics RedCat51用のZWO社のEAF用駆動ベルト、プーリーセットを使って試作しました。  3mmのアルミ板に8mmφと4mmφのボルト用の穴開けは門脇氏に依頼し、切断とやすり掛けによる微調整は足利が行いました。ベルトにテンションがかかるように設計しました。

カニ星雲(AffinityとStella Imageのコンポジット比較)、ついでにオリオン座周辺も

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先週末(12月19日)、M1(カニ星雲)を撮影しました。不具合を起こしていたStella Image 10が復活したので、Affinityとコンポジット比較をしてみました。今回ご紹介するカニ星雲は、Affinityでコンポジットし、仕上げたものです。(月草亭)  AffinityによるM1(カニ星雲) 撮影データ  撮影日時  2025.12.19 21:45 〜 12.20 0:32   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  AM5    鏡筒   ε-160ED(エクステンダー使用・800mmF5)  カメラ  ZWO ASI 585MC Air (バーダープラネタリウム UHC-Lフィルター使用)   導入・ 撮影  ASIAIR(総露出時間160分・600秒×16)   画像処理  Affinity それぞれのコンポジット画像を比較してみると、原寸サイズ(2160×3840ピクセル)を維持しているAffinityに対して、Stella Imegeでは周囲が若干トリミングされていることがわかります(2089×3715ピクセル)。画面上部の恒星の写り方を比較してみるとわかりやすいと思います。 画像サイズの比較 (左・Affinity/右・Stella Image 10) 一応、それぞれのアプリで最終仕上げまで行ってみました。厄介だったのは、Stella Imageでコンポジットした場合に発生する無数のノイズを、Affinityの傷除去ツールで一つ一つ消していく必要があったことです。星雲の強調処理に関しては、どちらでも不都合は感じませんでした。 Stella Image 10で発生した無数のノイズ 以下は、Affinithiによるコンポジット済み画像を仕上げるまでの全処理過程です。傾斜かぶり軽減(Gradient X Terminator)では、背景の色も調整されます。Stella Imageのオートストレッチとカブリ補正を合わせたような機能です。 1.コンポジット済み画像(左)→ 2.傾斜かぶり軽減(右) 恒星を小さくする作業(Star Shrink)は、恒星と星雲を分離する前にやっておきます。 3.レベル補正(左)→ 4.恒星を小さく(右) 恒星分離(Star X Terminator)前後のレイヤーを〝差の絶対値〟でブレンドして恒星レイヤーを...

BORG71FL用バーティノフマスクとM45,Skywatcher赤道儀とASIAIR接続ケーブル

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 投稿者:ASHI58  松本メガネで購入したBRG71FLを数年ぶりに出して、 EQM35pro に載せてASIAIRとシリアル接続しました。また、自作バーティノフマスクでピント調整してM45プレアデス星雲を撮影しました。 BORG71FL+ASI294MC-PROで30秒×60枚の露出です。  シリアルケーブルはAliexpressで購入した1,000円台の安価なものです。  Skywatcherの赤道儀をASIairに接続するとき、 近くの人が使っているとWiFiが干渉して誤動作したり、 単独でもときどきWiFiが切れたりします。 これを避けるにはWiFiではなくシリアル ケーブル せ接続するの が得策です。  下の写真右側は AZGTi用です。正しく動作しました。しかし、左の EQM35proは動作しないので、あきらめかけましたが、 接続が赤道儀側でゆるゆるなので、 押し付けてみたら接続しました。 原因は黒いコネクタカバーが邪魔していたので、 これを切り取って使えるようになりました。    バーティノフマスクの自作方法は、 鳥取天文協会 ブログ で紹介しました。使用したのは左側の目の細かい水色のものです。  M45でピントを合わせたときの画像です。パターンが対称になっているとピントがあっています。  小倉の観測所ではEQR6と EQM35proにしました。AdvanstVXは、先に極軸合わせとアライメントを行ってからでないとASIairが使えないので、撤去しました。せまい部屋なので、鏡筒がぶつかったり、互いに対象を邪魔したりしないようにしないといけません。

12/18 木星、馬頭星雲、冬のダイヤモンド

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フィルタードロワー周りの組み合わせを色々試した結果、コマコレクターとフィルターを併用できるつなぎ方がわかりました。久しぶりの快晴でしたので木星と馬頭星雲に初挑戦してみましたよ。ダークもフラットも撮ってないお手軽撮影でしたが想像以上です。10インチの大口径の威力が発揮されていますね。 木星を赤外域で撮影しましたが明らかに模様がよく出ています。惑星はしばらくこのシステムで行きます。先日作成した自作ドロップインアダプターもいい感じです。オリオン座周辺の赤いところもよく写っています(山﨑) 木星 GOTO DOB10 Neptune664C + IR Pass 850nm (L画像)  UV/IR Cut (カラー) +コマコレクターF5 2025‎年‎12‎月8‎日、‏‎22:40~(八頭町) 1カット2000フレーム  PIPP → AS!4 → Registax → Photoshop でLRGB合成 IC434  馬頭星雲 GOTO DOB10 Neptune664C+ QBPフィルターⅲ+コマコレクターF5 ‎2025‎年‎12月18‎日、‏‎23:21~‏‎23:31(八頭町) ライト20s×30枚,ダークなし,Gain 400 冬のダイヤモンド SAMYANG 24mm F1.4 ED AS IF UMC +ケンコートゥインクルスタ-6× EOS RP f2.0,20s,ISO3200 固定撮影 2025‎年‎12‎月18日、‏‎23:39~23:52(八頭町) Lightroom(レンズ補正他)→Sequator Light37枚 合成

トールの兜星雲NGC2359

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 投稿者:ASHI58  冬になると、美しい星雲が花盛り。しかし、山陰の厳しい寒さと湿度の高い曇り空で、なかなか撮影の機会にめぐまれません。 150分撮影したトールの兜星雲NGC2359です。ASI715MCにより、2年前より約2倍強の大きさで撮影しています。  18日深夜から19日早朝にかけて、 湿度が高くてだめだめな空でした。 RASA8の前面のレンズの内側が結露していて、ドライヤーの熱風をふきかけ、結露防止ヒーターを鏡筒に撒いて、レンズの中心の結露が残ったままのひどい状態で撮影しています。 カセグレン型の鏡筒は、内部が結露すると、その場で前面のガラスをはずして拭くわけにいかず困ります。   ASIairによるポーラーアライメント もできず、強引に撮影しましたが、ASIairはちゃんとガイドは行ってくれました。小屋内の湿度は91%でした。これがなければもっと細部がくっきりと出たはずなのですが。    ちなみにトールの兜とは、バイキングがかぶる次のようなもので、実によく似ています。 データ 鳥取市河原町小倉にて。2025年12月18日23:13 RASA8,IDAS NB1 Di,ASI715MC,EQ6R  ASI-PLUSガイド撮影 5分×30枚,ダーク,13.3℃ PixInsight,GX,SPCC,BXT,NXT

12/18 ①C/2025 T1(ATLAS) ②C/2025 R2(SWAN) ③C/2025 K1(ATLAS)

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 12/18夜、①C/2025 T1(ATLAS) ②C/2025 R2(SWAN) ③C/2025 K1(ATLAS)を撮ってみました。(前田式部) ①C/2025 T1(ATLAS) 撮影日時 12/18 19:04 露出70秒 だいぶ西に傾き低くなってきて、我が家からは電線群の中、電線越しの撮影です。 ②C/2025 R2(SWAN) 撮影日時 12/18 19:43 露出105秒 ずいぶん暗くなってきたが、淡いガスの広がりは感じられる。この機材では限界。 ③C/2025 K1(ATLAS) 撮影日時 12/18 21:13 露出150秒 だいぶ暗くなってきたが、淡い長い尾はまだ写ってくる。 共通データー 望遠鏡 カサイ シュワルツ150㎜屈折(アクロマート) f=960mm 赤道儀 アストロ光学 MEGA カメラ キャノン EOSkissX7i ISO3200 フィルター LPS-P1+セミアポフィルター

星空フォトキャラバン in 星取テラスせきがねに参加しました

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昨日と本日(12月13〜14日)、星空フォトキャラバン2025 in 星取テラスせきがねに参加しました。今年の星空フォトキャラバンは、夏の鳥取砂丘でのすなば星空フォト、さじアストロパークでの星空フォトキャラバンに続いての参加です。今回も、鳥取県八頭町出身の写真家・水本俊也氏の撮影指導や星空解説のサポートを行いました。(月草亭) 第1日目(12/13) 日が暮れるまでの時間を利用して、今回使用するOMシステムのカメラの扱い方、特に星空写真撮影に有利なナイトビュー・星空オートフォーカス・ライブコンポジット等についての設定の仕方について、水本カメラマンの指導があり、暗くなるのを待って星取テラスで撮影練習を行いました。 日中の素晴らしい快晴が嘘のように日が暮れる頃から天気が崩れ、残念ながら極大期を迎えるふたご座流星群の観望や撮影はできず、雨天時のプログラムに変更となりました。 東亜天文学会正会員・本田實記念館名誉館長で本会の多賀利寛前会長による、受付ロビーに臨時で設置された移動プラネタリウムの実演(5mドーム)と冬の星空解説に続いて、月草亭が「星空活動のすすめ」と題して、日頃の活動内容やこれまでに遭遇した印象的な天文現象、撮影した星空写真の説明、星活に便利な機材やアプリの紹介等を行いました。 第2日目(12/14) 朝食後の活動のふりかえりで、鳥取県の星空保全地域振興事業の一環としても行われる星空フォトキャラバンをより良いものにするための意見交換を行いました。今回も、 各 人の写真歴・天文歴に 仕事上の経験談などを交えた 情報交換で大変盛り上がりました。 HOTEL星取テラスせきがねは、きめ細かくバリアフリーが施された素晴らしいホテルです。飼い犬同伴での宿泊も可能で、ドックランレースなども行われているようです。館内から関金温泉と遠くに大山を望む素晴らしい眺めで、料理が絶品です。星取テラスで宿泊客が観望や撮影する際には、廊下等の照明を消す配慮もなされます。ビクセン望遠鏡の館内展示や星取県関連のお土産の販売もあり、星空好きには魅力満載のホテルです。 HOTEL星取テラスせきがねの詳細はこちら( →   https://catch-the-star.com  )

自作ドロップインフィルター

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 星景写真用にEF-RFマウントアダプター用の自作ドロップインフィルターを追加しました。今回は作業写真を残したので紹介します。 使用したのは気になっていたケンコー トゥインクルスター6X。6条クロスフィルターで光条が短いタイプです。フィルター径は52mmがぴったりでした。iPhoneの前にかざすとこんな感じ。期待通りの効果になりそうです。 早速カニ目レンチでフィルターのガラスを取り出します。初回はマイナスドライバーで無理をしたらガラスに傷をつけてしまいましたが、ちゃんと工具を使ったらスムーズに取り外せました。リング状の留め具をねじ込んで挟んであります。 その後Amazonで売っていたマウントアダプター用のキャップと組み合わせます。(jjc製 追加購入しようとしたら廃盤になってました...樹脂製の差し込みフタなので3Dプリンターで作成できそうです) こちらはそのまま使うと無限遠にピントが合わなくなる不具合がありますが、フィルターを入れることでちゃんと合焦できます。 スポンジタイプの両面テープ(強力なやつ)を貼ります。少しはみ出ていたのでこのあとやり直しました。 貼り付けるとこんな感じ。粘着面がはみ出たところは黒い紙を貼りました。頼りなさそうに見えますが結構しっかり固定されています。 取り付けイメージはこんな感じです! ドロップインフィルターのメリットはレンズ径ごとにフィルターを揃えなくても良いこと、レンズの後ろにフィルターがつき、周辺部が楕円形ににじむことを防げるとこ(ソフトフィルターを広角レンズにつけるとよくわかります)、前玉が飛び出ている魚眼レンズでもフィルターがつかえることなどがあります。 天候が良くなったら作例を出してみようと思います。(山﨑)

12/6 M42と月

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  忘年会の後、居残って撮影していたデータを画像処理できました。 前回の反省を踏まえて段階露出でHDR合成しています。今回はAffinityで前処理・合成→Photoshopで調整してみました。月明りがありましたが前回よりは階調が残せたかなと思います。 DSOは撮影と画像処理どちらも重要ですね。ついでに満月の翌日の月も撮影しています。 今回は手動フィルタードロワーを追加しましたが、M42-M48変換アダプタがゆるゆるで固定できなかったのでカメラの向きが調整できませんでした・・・。また部品待ちです。 撮影システムがうまくまとまるまで試行錯誤が続きそうです。山﨑 鏡筒・架台:StarQuest80SS+AZGTi カメラ:Neptune664C+QBPフィルターⅲ ‎2025‎年‎12月‎6‎日、‏‎22:59:34~‏‎23:12:36(さじアストロパーク) ライト4s×8枚,16s×8枚,64s×8枚,ダークなし,Gain 200 鏡筒・架台:StarQuest80SS+AZGTi カメラ:Neptune664C+QBPフィルターⅲ ‎ 2025‎年‎12月‎6‎日、‏‎22:47:58~(さじアストロパーク) 2.5s×2000フレーム,Gain 200 PIPP→AS!4→Registax→Lightroomで微調整

12/7 ①C/2025 T1(ATLAS) ②C/2025 R2(SWAN) ③C/2025 K1(ATLAS) ④240P(NEAT)

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 12/7夜、①C/2025 T1(ATLAS) ②C/2025 R2(SWAN) ③C/2025 K1(ATLAS) ④240P(NEAT)を撮ってみました。(前田 式部) ① C/2025 T1(ATLAS)  撮影日時 12/7 18:42 露出70秒 ② C/2025 R2(SWAN)  撮影日時 12/7 19:21 露出105秒  ずいぶん暗くなりました。 ③ C/2025 K1(ATLAS)  撮影日時 12/7 19:53 露出75秒  尾は出ているが核がはっきりしなくなり、ずいぶん暗く淡くなりました。 ④ 240P(NEAT)     撮影日時 12/7 20:29 露出90秒  共通データー   望遠鏡 カサイ シュワルツ150mm屈折(アクロマート)       0.8レデューサー f=960mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOS kissX7i ISO3200   フィルター LPS-P1+セミアポフィルター