昨夜(10月4日)、さじアストロパークで開催された「第30回・月まつり」に参加しました。ムード満点のお月見ディスプレイが来場者をお出迎えです。時折雨の降るあいにくの空模様にも関わらず、プラネタリウムや天文工作に加え、星空VR体験、宇宙飛行士選抜試験体験などのコーナーが特設され、夜遅くまで大変な盛況ぶりでした。
鳥取天文協会からは3人のメンバーがプレイベント「京都大学サイエンス講座」から参加しました。京都大学の内田裕之先生の講演「X星XRISMの観測で探る元素の起源」を拝聴し、超新星爆発によってもたらされる元素ひいては生命の起源についての興味深いお話に思わず引き込まれました。今年中にはX線天文学の新たな研究成果が発表される見通しとのことで、とても楽しみです。
隣接するコスモスの館で同時開催の「コスモスマルシェ」では、食事提供と音楽ライブが行われていました。月草亭は好物のあいがけカレーで腹ごしらえです。スパイシーでなかなか美味でした。
鳥取天文協会のミッションである小型望遠鏡観察会では、3台の望遠鏡をスタンバイさせていましたが、ついに出番はなく、代わりに、館内常設の8cm屈折望遠鏡と佐治天文台秘蔵の2台のガリレオ式屈折望遠鏡を並べて、館内の掲示物に印刷されている月の写真をのぞいて、倍率や視野の広さの違い、対象物の見え方の違い(正立・倒立)を見比べてもらうことにしました。本物の月ではないにも関わらず、初めてのぞく望遠鏡のシャープな見え味に、親子連れなどたくさんの来場者から感嘆の声が上がりました。そのほか、パソコンの外部モニターに映し出された星雲・星団写真の電子紙芝居(スライドショー)も見てもらいました。(月草亭)
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お月見ディスプレイが来場者をお出迎え |
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講演「X星XRISMの観測で探る元素の起源」 |
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コスモスマルシェのメニュー |
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スパイスカレープレート |
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望遠鏡の見え方くらべ |
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うらめしや |
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