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9月, 2025の投稿を表示しています

9/26夜 地球接近小惑星2025 SW

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 9/26夜、地球接近小惑星2025 SW 最接近9/25(UT) 距離4.2LD 8.1km/s Φ=89m を撮ってみました。撮影した翌日画像を確認したのですがこの小惑星を特定できず、暗くて写っていないのではと思いそのままになっていました。今日(9/29)になって思い直して画像を確認したところ、薄いが何とか捉えていたので少し時間が経ちましたが掲載します。(前田 式部)   データー  撮影日時 ① 9/26 23:44 ② 9/26 23:47 ③ 9/26 23:50 (計6分間の移動)  望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm  赤道儀 ミザール AR-1  カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200 露出20秒  画像:トリミング ① 9/26 23:44 ② 9/26 23:47 ③ 9/26 23:50

9/27夜 ① V7994 Sgr 、② T CrB

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 9/27夜 ① V7994 Sgr 、② T CrBを撮ってみました。① V7994 Sgr は9/21に発見されてからこの時まで6日程経ちますが南天方向の低空という事もあり天候に恵まれず、撮ることができませんでした。目で見た感じ7等ぐらいか、明るいです。② T CrBは大きな変化はしていないように見えます。 (前田式部) ① V7994 Sgr  ② T CrB データー  ① V7994 Sgr  撮影日時 9/27 18:57 露出16秒  ② T CrB    撮影日時 9/27 19:10 露出23秒 共通データー  望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm  赤道儀 ミザール AR-1  カメラ キャノン EOSkissX7i ISO3200  画像:トリミング

C/2025 R2 (SWAN)

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  撮影日時:2025/09/27  18時50分~露出60秒 機材:Dwarf3 撮影地:鳥取市国府町コミュニティーセンター 国府町コミュニティーセンターは海岸沿いと違って潮風の心配がなく西の低空が開けてるのでスワン彗星が狙えます。60秒間露出したら雲で隠れてしまったのは残念でした。 (ジュノー)

NGC7293と小惑星ヘーベの接近

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  撮影日時:2025/09/27 20時26分34秒~200秒露出 鏡筒:KOWA350㎜、F=4 赤道儀:ioptron CEM26 カメラ:Eos RP(HKIR) フィルター:IDAS NB1 撮影地:鳥取市国府町 (ジュノー)

9/27未明 地球接近小惑星 152664 (1998 FW4)

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 9/27未明 地球接近小惑星 152664 (1998 FW4) 地球最接近 9/29 (UT) 距離 10.1LD  18.8Km/s φ=412m を撮ってみました。雲に遮られながらの撮影で撮影間隔はマチマチとなってしまった。(前田式部)  ① 9/27 00:26 ② 9/27 00:29 ③ 9/27 00:36 データー  撮影日時 ① 9/27 00:26 ② 9/27 00:29 ③ 9/27 00:36 (計10分間の移動)  望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm  赤道儀 ミザール AR-1  カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200 露出20秒  画像:トリミング

9/26未明のC/2025 A6(Lemmon)

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 9/26未明にC/2025 A6(Lemmon)を撮ってみました。この日2時ごろ起きた時は全天曇りでとても撮れるような空には思えませんでしたが、GPVでは少しの間曇が薄くなる予報となっていたので取り合えず機材を組んで待つことに。遠くでは稲光がしていて少し不安でしたが音までは聞こえませんでした。3時過ぎ天頂付近に雲の薄いところが現れてゆっくりと彗星方向に流れてくれ、運よく撮れました。彗星の尾が写ることを期待して左側によせて撮ったのですが薄雲がかかっていて写りが悪く、仕方なくトリミング。撮影後暫くして雨。(前田 式部)    データー   撮影日時 9/26 03:28 露出45秒   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200    ※ トリミング  

9/22のTCP J03173646+7459318

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 UT 09/21.7888 (JST 9/22 03:59)ごろの発見としてCBATに報告されたTCP J03173646+7459318  mag13.78 C  Cas  Xoss_Boto  (TNS AT 2025ygf) を9/22夜撮ってみました。少し青い色をしています。この日はもう一つ、いて座に発見報告されたTCP J18035290-3127298  mag10.2 を撮る事をメインに考え、近くの観測場所(水田の中の農道脇)に出かけたのですが南西側は雲で見えず、北東側のこの対象のみとなってしまった。またこの日、毎年この時期に繰り返す失敗。夜露対策の不備、レンズが薄っすらと曇ってきてしまった。(前田式部) データー  撮影日時 9/22 21:12 露出40秒  望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm  赤道儀 ミザール AR-1  カメラ キャノン EOSkissX7i ISO3200  画像:トリミング

9/21の地球接近小惑星2025 FA22

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 9/21夜、地球接近小惑星2025 FA22 最接近9/18(UT) 距離2.2LD 108Km/S φ=166m を撮ってみました。もっと早く撮りたかったのですが天候が悪く、今日も雲が多く隙間での撮影ですがやっと撮れました。今日の予報光度は14.7等~14.8等。各20分間の移動です。(前田 式部)  データー   望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm   赤道儀 アストロ光学 MEGA   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200 露出20秒    ※ トリミング ① 9/21 21:40 ② 9/21 21:50 ③ 9/21 22:00

金星・レグルス・月が集合(2025.9.20)

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秋の長雨の影響で遠のいていた星活を久しぶりにやりました。明け方雲が晴れる天気予報だったので、東の空に集合する金星、レグルス、月齢27.4の細い月と、ついでにオリオン座と冬の大三角を iPhone 15 Pro のナイトモードで撮影してみました。(月草亭) 金星・レグルスと細い月 (4:53)/ オリオン座と冬の大三角 (4:32)

9/16未明のC/2025 A6(Lemmon)

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 9/16未明のC/2025 A6(Lemmon)を撮ってみました。この日はうろこ雲が広がり、近くには月齢23.9の月があって明るい空、やっと雲の隙間が広がり撮れたのは薄明の始まりが近くなってから。  C/2025 A6 は随分明るくなってきました。(前田 式部)    データー   撮影日時 9/16 04:26 露出30秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200

地球視点の立体オリオン座

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 投稿者:ASHI58     地球からの距離で、地球の地面に見立てた平面に立てた、地球からの距離に相当する長さの棒の先に、星座を構成する星の小球を付けたモデルがあります。しかし、それでは私たちが見ている星座ではなく、地球の反対側からオリオン座を眺めていることになります。  ここでは実際に地球から見たモデルを考えて試作しました。   モデルの説明: 赤い線が地球からの距離。黒い線が立体オリオン座の基準面からの高さを表わします。星の大きさは等級に基づいています。  参考URL: https://edu.jaxa.jp/materialDB/contents/material/pdf/79037.pdf?utm_source=chatgpt.com  このモデルでの地球は、左端中央の一番高い位置に配した、双眼鏡と人物のところです。1cmの高さ(または深さ)が170光年になります。明かりを消して真上から見ると、蓄光シールが光って、実際のオリオン座に見えます。

12星座のペンダント作り

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 投稿者:ASHI58   12星座は西洋占星術などに用いられ、 1年を12に分けて、 黄道上にある「へびつかい座」以外の星座が割り当てられています。  しかし、実際は誕生日前後には、その星座は太陽で隠されていて見えません。  ここではCAD(123D Design)で、できるだけ星座の形にあった図柄を2Dで描いて高さを押し出して3Dにし、つぶれた半球状に切り取って、小さなものでも造形が可能な3Dプリンタ(Bambu A1 mini)で印刷し、レジンで固めました。  一つ一つの星座モデルは、2cm×2cmに抑えています。  てんびん座の製作

9/6 TCP J17301230-2753488

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 UT 09/05.4327 (JST 9/5 19:23)ごろの発見として群馬県の小嶋正さんがCBATに報告した TCP J17301230-2753488 mag12.5 U Oph を9/6撮ってみました。  撮った時間には既に高度が低くなっていて空の透明度が悪く、また電線や街灯の光が支障となり薄い画像です。少し赤い色をしているように見えます。  TCP J17301230-2753488は小嶋さんによってTNSにも発見報告され( AT 2025wyg )、その後の分光観測で古典新星と報告されています。(前田 式部)    データー   撮影日時 9/6 21:43 露出11秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200   画像:トリミング

9/6 未明の240P(NEAT)

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 9/6 未明の240P(NEAT)を撮ってみました。この日は雲が多く、ゆっくり流れる雲に邪魔されながらの撮影、薄雲、小口径の機材、暗い彗星と見えにくい画像です。右方向に淡く短い尾が出ているような感じ。(前田 式部)    データー   撮影日時 9/6 04:16 露出55秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO6400   画像:トリミング

カメラのピクセルサイズやシーイングの影響について

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 カメラのピクセルサイズやシーイングの影響についてXのGrokで聞いてみたら色々分かりましたので紹介させていただきます。 「鳥取県全般の年間を通じたシーイングレベル」 良好な条件  1.0~2.0秒角   早朝や天気予報の風速が1m以下の風の弱い日で惑星が良く見える時 平均的な条件 2.0~3.0秒角 天気予報の風速が1~2m位の普通の条件の日 悪い条件   3.0~5.0秒角 冬場のシーイングが悪い時など風速が3~4m以上の日 岡山県の瀬戸内などシーイングの良い場所は鳥取県より平均して0.5秒角位良いようです。 「望遠鏡の焦点距離とカメラのピクセルサイズから1ピクセルあたりの秒角(ピクセルスケール)を計算」 ピクセルスケール=ピクセルサイズ(μm)X206.265 ÷ 望遠鏡の焦点距離(mm) 40cm 2310mmの場合 ASI2600MCPro 3.76μmX206.265 ÷ 2310 = 0.34秒角/pixel Sony α7Ⅲ   6.0μmX206.265 ÷ 2310 = 0.54秒角/pixel   シャープな星像を得るには計算したピクセルスケールの2~3倍までのシーイングレベルが必要ですのでASI2600の場合は0.68~1.02秒角、Sonyα7Ⅲの場合で1.08~1.62秒角の極めて良好なシーイングが必要になり、撮影条件は極めて厳しいです。2~3秒角の平均的なシーイングでは当然星像はボテボテに甘くなります。 25cm 1200mmの場合 (山崎さんDOB GOTO10) ASI2600MCPro 3.76μmX206.265 ÷ 1200 = 0.65秒角/pixel Sony α7Ⅲ   6.0μmX206.265 ÷ 1200 = 1.03秒角/pixel Canon EOS-R    5.36μmX206.265 ÷ 1200 = 0.92秒角/pixel ピクセルスケールの2~3倍で、ASI2600 1.3~1.95秒角、α7Ⅲ2.06~3.09秒角、EOS-R 1.84~2.76秒角となり平均的なシーイングではASI2600の場合は星像が甘くなりますが、デジカメの2機種ではシーイングにマッチしたピクセルスケールになります。 800mmの場合 ASI2600MCPro 3.76μmX2...

オリオン座を眺めたときの各恒星位置モデル

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 投稿者:ASHI58  オリオン座の立体モデルは、地球からの距離を棒グラフ的に立体で示したものが見られます。しかし、それでは地球や他の星からオリオン座を眺めたときのようには見えません。  そこで、仮想の天球を基準にして示してみました。一番遠くにある、三ツ星の真ん中のAlniramを基準面から最も短い高さにして、各星の地球からの距離の差を元にしたモデルにしました。このモデルだと、真上から観察したときに立体的な各星の相対位置が確認できます。  小さなものは子どもたちに配布用です。星の名前は浮彫になっているので、メタルカラーで分かりやすく示すことができます。  星の大きさは等級で表しており、実際の工作では蓄光シールを各柱の頂点に貼り付け、紫外線や太陽光線に当てて光らせます。

ASI2600MCProの作例

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 今までのミラーレス1眼レフカメラの6μmクラスのチップサイズの場合、比較的シーイングの影響が少なく、40cm反射でも撮れる日が多かったですが、ASI2600MCProの3.76μmチップの場合は厳しく、通常のシーイングでは25cmの1200mmでも星像が甘くなり、比較的シーイングの良い日でないと撮影できませんし、2310mmでの撮影ではさらに厳しくなり、なかなか撮影できる日がないのが現状です。 今回のM27とM57は条件の良い日を選んで撮影しました。(松本) M27 40cm 2310mmF5.8 コマコレクター ASI2600MCPro ゲイン400 露出20秒×273 露出合計91分 NGS-1フィルター 中央G40赤道儀 M57 40cm 2310mmF5.8 コマコレクター ASI2600MCPro ゲイン400 露出30秒×111 露出合計55.5分 HEUIBⅡフィルター 中央G40赤道儀 らせん星雲 25cm 1200mmF4.8 コマコレクター ASI2600MCPro ゲイン400 NGS-1フィルター 露出1分×120 HEUIBⅡフィルター 露出1分×63 露出合計183分 透明度の良い2夜にかけて撮影しました。 中央G40赤道儀 アイリス星雲 25cm 1200mmF4.8 コマコレクター ASI2600MCPro ゲイン400 HEUIBⅡフィルター 露出45秒×160 露出合計120分 中央G40赤道儀 M55 25cm 1200mmF4.8 コマコレクター ASI2600MCPro ゲイン400 HEUIBⅡフィルター 露出45秒×60 露出合計45分 中央G40赤道儀

C/2025 A6(Lemmon)

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撮影日時:2025/09/03    03時06分43秒、露出11分 機材:dwarf3    ノートリミング、NR無し 撮影地:鳥取市 日々の移動がよくわかります  ジュノー

プレアデス星団M45と9/2の太陽黒点

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 投稿者:ASHI58  残暑といえない猛暑が続いていますが、日中の晴れ間と裏腹に、夜になると薄雲が出てきます。夜半すぎには秋の星座。やはり秋一番はスバルのプレアデス星団です。  ベランダ撮影のSeeStar s-30で、睡眠と平行して撮影しました。目覚めたら雲に覆われていましたが、なんとか使えそうなので、そのまま画像処理しました。赤道儀モードで撮影したアングルで出しています。  9/1の1:37から4:26までの各30秒304枚のフレームをPixInsightでコンポジットし、SP CC,BXT,NXTを用いた後、StellaImageで処理したのが次の写真です。分子雲による反射がしっかり捉えられ、口径3cmとは思えない画像が得られます。  画像処理ソフトを使わず、SeeStars-30の Ai-Denoiseで処理 したのが次の画像です。  9/2の太陽黒点を撮影してみました。

9/1のC/2025 K1 (ATLAS)

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 9/1夜のC/2025 K1 (ATLAS) を撮ってみました。西に低く傾いた対象天体と月齢9の月明かりで条件はよくなかったが透明度はまずまず。淡い尾が左の方に長く伸びているようにも見えるが1枚撮りの画像を大きくトリミングしているので、はたして本当の尾か画像のムラのようなものかはよくわからない。(前田 式部)    データー   撮影日時 9/1 20:03 露出60秒   望遠鏡 ペンタックス 75EDHF f=500mm   赤道儀 ミザール AR-1   カメラ キヤノン EOSkissX7i ISO3200   画像:トリミング

09/01未明のC/2025 A6(Lemmon)

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 データ   撮影日時:2025/09/01     03時00分から露出20分   機材:dwarf3、ノートリミング、NR無し   撮影地:鳥取市   ジュノー

手作りドームに街路灯直射

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 気高の星空 前田明則です 隣の家で街路灯の直射を免れていた手作りドームでしたが 家が取り壊され県道カーブに設置された街路灯の光をまともに 受ける様になった為撮影にどの様な影響が出るのか試しに撮影 してみました。 機材等 赤道儀 LX200GPS  望遠鏡 LX200R25 F1575mmレデューサー使用 カメラ ASI533MCpro  フィルター QBP ソフト ステラショット3 ステライメージ10 8/29 M29三裂星雲  8:10~39分 Gain460/60秒X39  8/29 NGC7635バブル星雲 22:24~25分 Gain520/60″X25 8/30 NGC7008惑星状星雲 22:06~31分 Gain520/60″X31 ステラショット3では胎児星雲となっているが⁇ 今回の撮影では極端な変化は感じられないがもっと淡い星雲では どの様になるか心配しているところです。