江府町 宇田川です。
地元の天体写真の展示の準備のため、秋の天体の画像を揃え始めています。
ある程度は昨年の秋に撮りためていた画像を改めてAI Denoiseで修正することで対応できそうなのですが、画角に入りきれない天体は、今年改めてフレーミング機能を活用して撮影する必要があります。
昨夜8/29~30は久しぶりに夕立が無く晴れたので、エバーランドに上がって撮影を始めました。
撮影地:江府町大字御机 エバーランド奥大山旧テニスコート
※縦長では見にくいので、90度回しています。

①アンドロメダ座 M31 アンドロメダ座大銀河
撮影日時 2025年8月29日 23:03
露出時間 20秒×180stack=3600秒=1時間
AI DenoiseとiPhoneSe3のブラックポイントで調整
※今までの標準の撮影では、真ん中のほんの一部しか捉えていなかったことが良く分かります。エバーランドの空の暗さで、今まで見えていなかった周りの部分が写せました。

②カシオペア座 IC1805 ハート星雲
撮影日時 2025年8月30日 2:08
撮影時間 20秒×103stack=34分20秒
AI Denoiseとブラックポイントで調整
※従来の撮影では形がつかめず、どこがハートなのだろうと思っていましたが、撮影範囲を広げてみたら、見えてきました。

ここで、SeeStarS50が電池切れとアナウンスしてきて、空も曇ってきたので、山を下りました。自宅に帰ってみると空は晴れていたので、いつも液晶モニターの電源にしている12Vバッテリーから充電をしながら撮影を再開することにしました。

③カシオペア座 IC1848 胎児星雲
撮影日時 2025年8月30日 4:21
撮影時間 20秒×90stack=30分
撮影場所 江府町大字武庫 自宅裏
※空はエバーランドに比べると少し明るいですが、充分に撮影することが出来ました。

IC1805とIC1848はほぼ隣にあり、並べて撮影してされている作例もありますが、SeeStarS50のフレーミング撮影では、この範囲(通常の4倍面積)が限度になるので、同一の画角に入れることが出来ませんでした。




 

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