2025.8.16 未明の星活

今夜、いなば西郷むらづくり協議会主催の森のシンポジウム「星を見る会」でガイドをします。暗くなるまでの時間を利用して、今夜の星空の見どころを解説するために、下弦の月、金星と木星、土星と海王星の接近のようす、そして土星のビデオ撮影をしました。今朝の下弦の月はSeestar S30で、7月17日の下弦前日の月と、金星と木星の接近のようす(8月3日と再接近の4日後の今朝)は、いずれもiPhone 15 Proで撮影しています。

土星と海王星の接近は、シュミカセ鏡筒と広視野アイピースによるコリメート撮影です。月に近く視野がかなり明るく写りました。土星の撮影は約4000ミリの直焦点撮影です。入念に光軸調整した電子ファインダーとレチクルアイピースを使い導入はうまく行きましたが、SharpCapの設定に手間取っているうちに雲に覆われてしまい、満足な結果が得られませんでした。

撮影データ(土星と海王星の接近)

 撮影日時 2025.8.14 3:43  撮影地 自宅(八頭町郡家)
 鏡筒 セレストロンSCT5(F6.3レデューサー使用)  アイピース ペンタックスXW20
 マウント AZ-GTi(赤道儀モード)  導入 ASIAIR mini  撮影 iPhone 15 Pro(コリメート撮影)
 画像処理 Photoshop 2025

撮影データ(土星)
 撮影日時 2025.8.16 4:17  撮影地 自宅(八頭町郡家)
 鏡筒 セレストロンSCT5(F6.3レデューサー、テレビューPowerMate×5.0使用)  カメラ ZWO ASI 715MC
 マウント AZ-GTi(赤道儀モード)  導入 ASIAIR mini  撮影 SharpCap 4
 画像処理 AutoStakkert 4、Photoshop 2025

太陽系モード・風景モードの仕様変更(左から、旧・新・端末保存手順)

下弦の月を太陽系モードで撮影したところ、Seestarの最新ファームウェア(v5.34)では、画像は端末ではなくSeestar本体に保存されます(風景モードも同様)。以前のように天体名やウォーターマーク下の撮影データ付きの画像を端末に保存するためには、画面右上「︙」の中の「共有」を実行する必要があるようです。好みの分かれるところですが、個人的にはその都度本体からデータを取り出さなければならず、スマート望遠鏡ならではの軽快さを欠くような気がします(月草亭)


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