Seestar S30とCMOSカメラで撮り比べ
昨夜(7月19日)は夜更けとともに晴れ上がり、撮影日和でした。街明かりの中、Seestar S30と135ミリ望遠レンズを装着したCMOSカメラで、さそり座・いて座方向の星雲を撮影してみました。
IC4628(えび星雲)周辺と NGC6357(彼岸花星雲)& NGC6334(猫の足星雲)
撮影データ
撮影日時 2025.7.19 21:04〜23:15 撮影地 自宅(八頭町郡家)
マウント ZWO AM-5 レンズ Carl Zeiss APO Sonnar T* 135mm F2(f2)
カメラ ZWO ASI 294MC Pro(サイトロン Comet BPフィルター使用)
導入・撮影 ASIAIR(PLANモード)180秒×20(総露出時間60分)
画像処理 StellaImage 10、Photoshop 2025(180mm相当にトリミング)
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Photoshopのレイヤー構成 |
Photoshopの背景レイヤーのサムネイル(最下層)を見て一目瞭然、写野の下部はかなり大気の影響が見られます。画像処理では、RS AstroのGXTでかぶり補正してからSXTで星雲と恒星に分けて調整しています(ほぼ毎回)。180ミリ相当にトリミングしてやると、IC4628周辺のすもうとり星や2つの散開星団、 NGC6357とNGC6334をバランスよく収めるのにちょうどよい画角になりました。
Seestar S30の撮影プランで撮影
Seestarでは、撮影プランでNGC6334、NGC6357、M17、M16の順に30分ずつ時間配分し2時間半かけて撮影しました。スタック時間はそれぞれ21分、23分、5分、23分とまちまちです。アプリ内でAI Denoiseを適用後、PhotoshopでGXTを適用しています。街明かりの影響で低空のNGC6334とNGC6357を撮影するにはかなり無理があります。(月草亭)
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