SynScanとSky Safari7のシンプル連携

SynScanとSky Safari7の連携についてあまり情報が見つからなかったので備忘録を投稿します。(私が知らなかっただけかもしれませんが...)

Sky Watcherの自動導入架台をSky Safari7(有料版)で簡単に制御できるようになっていました。スマホ1台あれば星図から天体導入でき、望遠鏡の位置表示もできるので、コンパクトな装備で観望会や普段の撮影が便利になりそうです。(山﨑)

⭐︎⭐︎⭐︎用意するもの⭐︎⭐︎⭐︎

・Sky Watcher AZ-gtiなど自動導入架台

・下記2つのアプリをインストールしたタブレットorスマホ1台(iPad mini 17pro、iPhone11proで確認。Androidは試していません)

・SynScan (無印・proどちらもokだと思います)

・Sky Safari7 plusまたはpro(有料版)

・その他電源やケーブル類


⭐︎⭐︎⭐︎操作方法(スマホの場合)⭐︎⭐︎⭐︎

◯事前設定

Sky Safari7を起動し、次の写真の通り設定の中から望遠鏡のプリセットを登録します。5枚目は使用する架台を選んでください。私は経緯台しか持っていませんが赤道儀タイプでもいけるかも...?6枚目の望遠鏡タイプはSkyWatcher SynScanLinkの方を選択します。









◯操作方法

通常の使い方通り自動導入架台を設置して電源を入れ、スマホとWi-Fi接続

Sky Safari7を起動してメニューの望遠鏡をタップして接続します。

SynScanに自動で切り替わり、待っていると接続してSky Safariの画面にまた戻ってきます。失敗したときはSynScanが起動しているか確認して再度接続するとうまく行くことがあります。





接続できたら星図の上に望遠鏡の現在地が赤丸で表示されます。

対象の天体をタップで選択し、導入を押すと自動導入されます。画面の両サイドにコントローラーの矢印が表示されるので視野中央に手動調整し、同期を押してアライメントできます。(どれくらいアライメントで精度が上がるかはまだ未確認です)

画面の🚫を押すと望遠鏡の制御を切断できます。Sky Safariにホームポジションへ戻すようなコマンドはなさそうなので、制御を切断してからSynScanでホームポジションへ戻したりして通常通り片付けます。

日中のテストではDOB 10 GOTOで金星を導入できました。タブレットでの操作はSky Safariの画面が多少違いますが大体同じです。




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