Seestar S30で撮影プラン & 網状星雲再処理(2025.6.19の星活)
昨夜(6月19日)は、Seestar S30の撮影プランを使って夏の星雲たちを撮影してみました。それぞれ左から、撮って出し元画像・AI Denoise適用画像・GXT & NXT(Photoshop RC-Astroプラグイン)適用画像です。AI DenoiseはGXTに比べて傾斜かぶり補正は弱めで星はくっきりと出る傾向があるようです。Photoshopでの処理は、AI Denoise適用画像を保存し損ねた時の代替手段として使いますが、AI Denoiseの手軽さにはかないません。
撮影プランの設定は他の機能同様、直感的で分かりやすいです。前後の天体のインターバルは、最低でも5分以上設けるのが良いようです。総露出時間は、例えば30分の撮影時間の設定に対して27分というふうに、実際にスタックされた画像の露出時間の合計になります。昨夜は撮影開始直後は雲が残っていて、M57の総露出時間はわずか11分でした。AI Denoseは全ての撮影が終了後に適用可能です。
Seestarでの撮影と併行して、網状星雲を撮影しました。6月5日の夜に撮影した33枚と合わせ73枚(総露出時間3時間39分)のスタックです。ASIAIRのPLANモードに保存されている前回の設定をそのまま使い(撮影開始時刻のみ変更)、撮影カメラ・レンズとガイドシステムも着脱をせずそのままなので、撮影と画像処理が楽です。前回同様、180mm相当(75%)にトリミングしています。いつものようにAC-AstroのSXTで恒星と星雲に分けて処理しています。恒星レイヤーの方は、星を小さくするのに、いつも使うStarShrinkではなく、Photoshopにデフォルトで装備されているフィルター〝明るさの最小値〟を使ってみました。微光星のみ小さくなり輝星との差が際立っていい感じになりました。あまり強くかけすぎると縮緬ノイズが目立つので控えめに適用するのがポイントだと思います。(月草亭)
Photoshopのレイヤー構成 |
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