11月3日の紫金山・アトラス彗星の核を基準点に合成

                                  投稿者:ASHI58

 彗星は恒星と移動速度が異なるため、恒星を基準にすると彗星の核が伸びてしまいます。  SteraImageのメトカーフコンポジットは操作が多く複雑で、マッチングエラーが出やすいです。そこで、確実に核を基準点にした画像が合成される方法を試しました。


1 StellaImageの詳細処理で、彗星の画像を読み込みます。
2 設定のツールバーで画面左にツールバーを出し、上から3つ目の基準点設定を選びます。
3 各画像の彗星の核位置で左ボタンを押しながら、基準点を各の中心に設定します。


4 全画像に設定したら、バッチのコンポジット画面を開きます。


5 位置合わせ実行を押します。
6 コンポジット実行を押します。
7 新しい画像が表示されます。

 恒星位置を基準にしてコンポジットすると、下の写真のように中心核が伸びた画像になります。

データ

鳥取市河原町小倉にて。2024年11月3日19:30
RASA8,IDAS NB1 Di,ASI294MC-PRO,-10℃,EQ6R
20秒×54枚、ダーク
Stellaimageにて加算合成
 





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