ASIairで惑星撮影してみました

                                  投稿者:ASHI58

 9月27日1:30に、3か月ぶりに小倉の観測所で撮影してみようと行ったのですが、全天薄曇り。木星なら雲の中でも撮影できるだろうと、ASIairで木星にRASA8を向けました。

 しかし、惑星をASIAIRで撮影した日本語の記事が見つかりません。普段気づかなかったPreview、Live、Autorun等の選択モードの一番下にVideoがありました。簡単マニュアルはkyoei-tokyoのページ

(https://kyoei-tokyo-astrodivision.hatenablog.jp/entry/2020/11/30/163110)

にありますが、惑星の画像が無いので参考にしにくいです。試行錯誤しながら、実際に撮影してみるのがいいと思います。現場にPCを持ち込まなくても、タブレットで惑星撮影が手軽にできるのが最大の利点です。

 初Tryです。Previewでは木星は明るすぎて露出0.001秒の一番小さい値でやっと縞模様が見えます。


 この0.001秒露出で動画を撮影したら真っ暗。次にGainや露出の設定スライドバーが見つかったので、これで一番縞模様の見える値にして再度1分間動画撮影しました。

 このAVIファイルをWindowsメディアプレイヤーで再生すると、最初暗く、次第に明るくなって真っ白に飽和してしまいます。一緒に出力されるjpeg画像はわりときれいですが。


 これは失敗だとあきらめて放置していましたが、以前使っていたPCにAutostakkert3.0が入っていたので、これで試したら、無事Tiff静止画像が出力できたので、めでたしめでたし。後はRegistax6.0でWavelet処理して、多少なりとも木星表面の微細構造を出そうとしました(今回は元動画が小さいし、画質がよくないです)。

 追加の言い訳

 機材はRASA8にZWOの715MCを付け、スマホクーラーで気温19℃より5℃センサー温度を下げました。合成焦点距離は約2800mmと、惑星撮影には短すぎます。RASA8は焦点距離400mmで、しかも構造上バーローレンズでの拡大ができません。しかし、星雲や銀河の撮影の合間に、惑星も撮ってみたくなることが、皆さんあるでしょう ( ^)o(^ )


 ASIairにはFiles Manegerの中にスタック処理があるそうで(https://asbalcony.com/20230104-asiair-movie-stack-moon/)、次回これを試してみます。ただし、走らせている間は他の撮影ができないので、PCで後で処理した方が時間的によさそうです。

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