ホタルと星景写真
今回はホタルと星景写真をテーマに作例をまとめてみました。
1ヶ所目は南部町のとっとり花回廊の西側にある金田川ホタルの里です。
金田川ホタルの里と天の川 2024.6.7
α7Ⅲ改造カメラ Sigma 20mmF1.4 DGDN ISO3200
地上のホタルは22時頃からF2.8 露出30秒で90分程連続撮影し、ホタルの良い光跡を選んで合成し、そのままだと空の部分の星が流れて写るので23時39分より絞りF2 露出15秒に変更して10コマ撮影した画像をSequatorでコンポジットした画像を空の部分に合成して仕上げました。
金田川ホタルの里と天の川 2024.6.7
α9 Sigma 24mmF1.4 DGDN ISO3200
地上のホタルは22時頃からF2.8 露出30秒で90分程連続撮影し、ホタルの良い光跡を選んで合成し、空の部分は24時05分より絞りF2 露出15秒に変更して10コマ撮影した画像をSequatorでコンポジットした画像を合成して仕上げました。
2ヶ所目の場所は三朝温泉の奥の坂本周辺の三徳川での撮影です。
三朝温泉のホタルと昇る天の川 2023.6.16
α7C TTArtisan11mmF2.8魚眼 絞りF2.8 ISO3200 露出30秒
20時30分頃から地上のホタルの撮影を開始し、ホタルの光跡と共に撮影仲間のライトの光も合成してホタルの夕べの雰囲気を加味しました。天の川の部分は22時30分頃からISO6400に変更して写した10コマをSequatorでコンポジットして合成しました。
三朝のホタルと昇る天の川 2024.6.10
EOS-R6改造カメラ Sigma14-24mmF2.8DG HSM 絞りF2.8
20時30分頃からISO1600 露出30秒でホタルの撮影を開始し、天の川は22時56分頃ISO8000 露出20秒で撮った10コマをコンポジットして合成しました。
【EOS-Rシステムで使う超広角レンズについて一言】
私が星景写真で使っているソニー用のレンズでは純正の他、シグマやタムロンの明るく優秀なレンズが多数揃っていますが、EOS-Rシステムで使うレンズはTTArtisan11mm魚眼の他に良いレンズがなくて困っていました。
純正のRF15-35mmF2.8LやEF16-35mmF2.8LⅢは昼間の撮影では優秀ですが、夜の撮影では周辺減光が四隅で4段落ちという致命的な欠陥があり、使う気になれませんでした。以前タムロンの15-30mmF2.8を使っていましたが海外のサイトで調べるとシグマ14-24mmF2.8の旧型の1眼レフ用レンズの性能が良いことが分かり、今回中古を入手しました。テストしてみると絞り開放のズーム全域で四隅まで星像が良好で周辺光量も充分あり、私がソニーで使っているシグマの新しい14-24mmF2.8のミラーレス用レンズよりもレンズが大きい分周辺減光も少なく、大分性能が良いことが分かりました。大柄なレンズですがEOS-Rユーザーにはぜひお勧めします。
三朝温泉のホタルと巡る北天の星 2024.6.10 20:30~
α9Ⅱ TTArtisan11mmF2.8 ISO1600 露出30秒 露出合計100分
SiriusComp64を使って100分の画像を比較明合成しました。
宙を舞うゲンジボタル 2023.6.28 20:28~
α7Ⅲ Sigma 14-24mm 14mmF2.8 ISO1600 露出25秒 露出合計7分
大きなホタルの光跡が写った画像をベースに空の部分は7分の星の光跡をSiriusComp64で比較明合成し、地上のホタルは40分程合成しています。
ホタルの画像については私のフォトヒトの以下のページで紹介しています。
松本 博久
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