カメラレンズによる作例

 カメラレンズによる冬の星雲星団の作例ができましたので紹介させていただきます。

松本 博久

オリオン座付近

EOS-R6改造カメラ タムロン45mmF1.8 絞りF2.8
オプトロンUHCフィルター ISO10000 露出1分X31 露出合計31分 マークX赤道儀

 このフィルターは中望遠より画角の広いレンズで撮影するとRGB各チャンネルで色むらが出ますので、補正して仕上げました。今回35mmと45mmで撮影しましたが35mmの方は45mmよりもさらに色むらが酷く補正が難しかったので、今回は45mmの作例のみ紹介します。 




オリオン座の散光星雲

EOS-R6改造カメラ Nikkor135mmF2.8 絞りF2.8
オプトロンLエンハンスフィルター ISO12800 露出90秒X21 露出合計31.5分 マークX赤道儀

 薄雲で星が滲みました。普段135mmの撮影ではシグマのArt135mmF1.8を使いますが、その場合レンズ前に48mmのLエンハンスフィルターが使えないので、今回は口径の小さい古いニコンのMFレンズを使ってみました。




コーン星雲・バラ星雲付近

EOS-R6改造カメラ Nikkor135mmF2.8 絞りF2.8
オプトロンLエンハンスフィルター ISO12800 露出90秒X20 露出合計30分 マークX赤道儀

 上の作例とこの作例では絞り開放F2.8で撮影しましたが、EDでないこのレンズではフィルターでカットしても星の色収差が多かったので後処理で修正しています。下の2枚の作例ではF4に絞って撮影しています。 




ぎょしゃ座の星雲・星団

EOS-R6改造カメラ Nikkor135mmF2.8 絞りF4
オプトロンLエンハンスフィルター ISO16000 露出100秒X20 露出合計33分20秒 マークX赤道儀




エンゼルフィッシュ星雲

EOS-R6改造カメラ Nikkor135mmF2.8 絞りF4
オプトロンLエンハンスフィルター ISO16000 露出100秒X20 露出合計33分20秒 マークX赤道儀

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