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大山周辺星景写真スポットの紹介3

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 今回は大山三の沢の撮影スポットを紹介します。 松本 博久   紅葉時の昼間の風景です。正面に見えているのは大山南壁で、軽登山で山に近づいて撮影することもできます。  前回紹介した鍵掛峠から1.2kmの所にあり、近くに文殊堂の駐車場があります。 月夜の大山三の沢紅葉  2024.11.11 22:37~ 月齢10.0   Sony α7R4 シグマ24-70mmF2.8 59mmF3.5 ISO1600 露出30秒X42 露出合計21分  道路沿いの場所から撮影しています。 月夜の大山三の沢紅葉  2024.11.11 22:34~   EOS-R6 RF35mmF1.8 絞りF4 ISO1600 露出30秒X52 露出合計26分 月夜の大山三の沢紅葉  2024.11.11 22:47~   EOS-R7 TTArtisan7.5mmF2魚眼 絞りF2.8 ISO1600 露出30秒X30 露出合計15分 月夜の三の沢に昇るオリオン座  2024.11.11 22:52~   Sony α9Ⅱ タムロン17-28mmF2.8 23mmF4 ISO1600 露出30秒X24 露出合計12分

大山周辺星景写真スポットの紹介2

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 今回は鍵掛峠周辺の撮影スポットを紹介します。  この場所は大山寺周辺と共に大山紅葉の人気観光スポットになっていて、11月3日頃には多くの観光客で賑わいます。  例年では11/5~7日には紅葉も散って終わりを迎えますが、今年は1週間ほど時期がずれて11/11には良い条件で撮影できました。 月夜の大山鍵掛峠紅葉  2024.11.11 20:52~ 月齢10.0  Sony α7R4 シグマ24-70mmF2.8 35mmF4 ISO1600 露出30秒X116 露出合計58分 月夜の大山鍵掛峠紅葉  2024.11.11 20:41~  EOS-R6 シグマ28mmF1.4DGHSM 絞りF4 ISO1250 露出30秒X130 露出合計65分   昨年の作例 です。昨年は紅葉のピークが早く10月末には色づいていました。  2023.10.30  23:13~ 月齢15.7  Sony α9Ⅱ タムロン17-28mmF2.8 17mmF4  ISO800  露出30秒X84 露出合計42分  紅葉が終わると雪化粧した頃も絵になります。 https://photohito.com/photo/9478879/  冬季は積雪で通行止めになりますので、新雪が積もって閉鎖になる前のこれからの時期か、年が明けて道路が開通する春先が狙い目になります。  こちらは鍵掛峠から400m程下がった場所の撮影スポットで、バックの山は鳥ヶ山(からすがせん)です。ここからは東から北東方面の空が狙えます。 紅葉の裏大山に昇る木星と冬の星座  2024.11.11 20:14~  Sony α6400 タムロン11-20mmF2.8 14mmF2.8  ISO800  露出30秒X40 露出合計20分   次回は少し北側に移動して大山三の沢の作例を紹介します。 松本 博久

大山周辺星景写真撮影スポットの紹介

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 先日、大山周辺で星景写真を撮影しましたので、撮影ガイドと共に3回に渡って紹介させていただきます。  今回はカレンダーでも紹介した江府町御机の茅葺小屋とコスモスの撮影地を紹介します。倉吉からは関金から蒜山を抜けて大山の南に回り、車で約1時間です。  ここの小さい茅葺小屋が観光スポットになっていて、今回コスモスが満開でした。満月前後の月明かりの夜に撮影するとコスモスが綺麗に写ります。  カメラ設置の様子です。 月夜の御机茅葺小屋とコスモス    2024.11.11 20:34~  Sony α9Ⅱ タムロン17-28mmF2.8 20mmF4 ISO1600 露出30秒X114 露出合計57分 御机のコスモスと巡る北天の星  2024.11.11 20:51~  EOS R7 TTArtisan7.5mmF2魚眼 絞りF2.8 ISO1000 露出30秒X80 露出合計40分  銘匠光学の魚眼レンズはAPS用の7.5mmF2が25200円、フルサイズ用の11mmF2.8が32060円とお手頃価格でとても性能が良いです。R7による今回の作例ではフルサイズに遜色ない高画質で撮影できました。 月夜の晩秋奥大山    2024.11.11 21:15~  Sony α9 サムヤン75mmF1.8 絞りF3.5 ISO1250 露出30秒X48 露出合計24分  小屋の前から下がって距離を置き、大山と茅葺小屋がバランスの取れる位置から中望遠で撮影しました。コスモスの終わった時期ではこの場所が定番の撮影位置になります。大山が雪化粧した頃がお勧めです。 https://photohito.com/photo/9209749/  次回は鍵掛峠周辺の作例を紹介します。 松本 博久 

11月16日(土)は藤原道長が「あの歌」を詠んだ満月

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 今日の17時過ぎ、東から月が昇ってきました。明後日11月16日(土)が満月です。  平塚市博物館の塚田健さんによると、なんと今度の満月は、今から1006年前の1018年10月16日(今の暦では11月16日!)、藤原道長が「この世をば 我が世とぞ思う 望月(もちづき)の 欠けたることも 無しと思えば」の歌を詠んだ日なんだそうです! https://sorae.info/astronomy/20241110-mochidukinouta.html  天気が心配ですが、ぜひ16日の満月を見上げて、「おぉ、今宵は満月でおじゃるのぉ~」と、平安の優美の世界に浸りたいものですね😁 (Ori)

国際宇宙ステーション

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 本日18時48分、国際宇宙ステーション(ISS)が見られました。月明かりに照らされた佐治天文台といっしょに撮影してみました。(Ori) 【撮影データ】  日 時:2024年11月13日18時48分  機 材:ニコンD7500、17mmF2.8レンズ  設 定:ISO200、露出30秒  場 所: 鳥取市さじアストロパーク

上弦の月・半月🌓と金星🌟

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 11月9日(土)の14時55分に月齢7.5となった上弦(じょうげん)の月・半月(はんげつ)〜日没後に南中する、右半円状の月🌓が、自宅庭🏡で、夕方の南の空に見られました。  満月になるのは16日(土)の朝6時29分🌕 農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは11月の満月を「ビーバームーン(Beaver Moon/ビーバー月)🦫」と呼ぶようです。  そして、やっと宵の明星 金星を見ることができました🌟  16時30分から23時まで準夜勤での勤務のため、夕方から深夜までの星空はなかなか見られないのですが、この日は休日でお天気も良く、煌々と輝く金星🌟を見ることができました。  この日の大阪での金星🌟が沈むのは19時15分とのこと、鳥取ではもう少し遅くなると思いますが、自宅庭🏡からだとちょうど南西の方に山があり、17時30分前でも沈む寸前でした😅  18日(月)には、しし座流星群が、極大を、迎えるようです🌠 ただ、今年は満月🌕過ぎの月の明かりが邪魔をして見にくいようです。(植垣 緑)

秋冬の定番M45とNGC1499の撮影とPhotoshopによる画像処理

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前回(11月8日の夜)の IC1396・M31・IC434に続き( こちらの投稿 )、 M45とNGC1499を撮影しました。同じ撮影機材・光学系なので、ダーク・フラットフレームは使いまわしでライトのみの撮影です。撮影構図は前回の縦位置から横位置に変更しました。月面Nが見られるという月齢10の月が沈む少し前の午前0時30分過ぎから薄明の始まる少し前の4時30分過ぎまでの撮影です。 プレアデス星団(M45) カリフォルニア星雲(NGC1499) 撮影は前夜と同じくASIAIRのPLANモードによります。午前0時30分の撮影開始だと、月明かりの影響もさほどなく、M45の正中直後なので赤道儀の子午線反転もなく効率よく撮影できました。撮影終了時のNGC1499の高度も45度とまずまずです。雲の発生もガイドエラーもなく、撮影したすべての画像を用いることができました。 ASIAIRのPLANモード画面に、M45・IC1499のSkyAtlas画面をハメ込み合成したもの 画像処理も前回同様、Stella Imageのコンポジットモードによる前処理とコンポジット、レベル調整とデジタル現像の後、仕上げはPhotoshopで行いました。RC AstroのプラグインフィルターGradient X Terminator(GXT)、Star X Terminator(SXT)、Noise X Terminator(NXT)、Star Shrink(Ss)を積極的に使っています。全ての処理過程をレイヤーの状態で残しておき可視化することで、効率よく画像処理できるようになってきました。(月草亭) 撮影データ(共通)  撮影日時  2024.11.12 0:35〜4:37   撮影地  自宅(八頭町郡家)   マウント  ZWO AM-5   鏡筒   Askar FRA400 ( レデューサー 使用・280mm F3.9 )  カメラ  ZWO ASI 294MC Pro (サイトロン Comet BPフィルター使用)   導入・ 撮影  ASIAIR( 総露出時間:120分・300秒×24 )  画像処理  StellaImage 9、Photoshop 2025 GXTレイヤーとSXTレイヤーの複製を作り、〝差の絶対値〟でブレンドして作った恒星レイヤー ※ブレンドモードを変更しレイヤーを結合し